子ども美術教室☆here☆

子ども/大人美術教室☆here☆主宰 since1998

子ども/大人美術教室 ☆here☆(nowhere、尼崎市)

子ども美術教室 毎週土曜日10:30〜・15:00〜、大人美術教室 水木曜日

授業_形式 水彩画

◆内容 野外スケッチ_鯉のぼりを描こう(5年生)

◆道具

・課題:筆記用具(鉛筆、消しゴム)、四つ切画用紙(あるもの)、水彩絵具セット(持参)、画板(あるもの)、イーゼル(あるもの)

◆科学 理科、美術(風の働き、魚の誕生、水彩画の構図)

◇参考図書、URL

・こいのぼり_ウィキ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%93%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%BC%E3%82%8A

・気になるあれこれ。。
こいのぼりの意味は!吹き流しの色飾りの意味には
http://kininaruarekore.com/archives/1882.html

◇分かったこと 気づき

イーゼルを組み立てる、しまう、をしました。
・鯉のぼりの竿の先頭の、回転球のあたりは招代(おきしろ)というらしい。
・「鯉のぼりの口は開いているが、尾っぽはどうなっているか」と質問し確認しました。

・構図をどうとるか難しい問題です。
・遠近法と、単独で見える鯉と山と川。
・「川が天に昇っている!」鯉の滝登りは、絵柄的には間違いではないが、絵柄の問題です。
・その構図を、幼児性が残る主観的な知的リアリズム表現であるから、客観的19世紀的なリアリズム絵画へ指導+こどもの発達(発達も様々である)段階を標準、考慮する方法。
・あるいは、ルネサンス以降のヨーロッパ絵画が解体され20世紀絵画へと変遷していく絵画史を踏まえた上で、モダンアート、プリミティブアートに道を開く+個性を尊重する方法。
・迷った末、筆のむいた、川が天に向かって伸びる「縦方向の水の流れ」を肯定することにしました。
・要は自由なわけです。
・空と溶け合っています。

◇備考

・このブログは、生徒さんが学んだことを後で振り返ることが出来るように、記しています。
・このブログは、「興味はあるが参加できない方」にも届くように、記しています。
・このブログは、美術を通して個別から普遍性を獲得できるように、記しています。

❖基本学習

5年生

・お迎えをします。
・「おはようございます」
・自転車ペダルの美的回転練習。

・5月5日は「こどもの日」。
・河原に立つ「鯉のぼり」のスケッチに出かけました。
・「ここから距離は400mくらいか、車に気を付けて移動しましょう」
・通り道の小さな神社でお参りしています。
・堤防の青々とした土盛りが見えてきてきました。
・家族連れが晴天を楽しんでおられます。「いい匂いがしますね」
・階段でどこぞのおじさんが女性の顔を描いて、線をひいては消しゴムで消しています。
・「野外とこの絵の関係はなにか。。」

・そこから鯉のぼりの林立する場所まで移動します。
・前々日の雨で緑が一斉に活気づき、青々として草花を咲かせています。
・鯉のぼりの下にはいくつかの家族が真鯉、緋鯉、子鯉を見上げています。
・まずは大きさとそよそよ感に感激。
・風が凪いで、尻尾をつかまえて、とったどー。
・鯉のぼりの全てを遠近で俯瞰できる位置に行き写真を撮ります。

・日差しがあるので、橋の下の日陰にシートをひろげます。
・結構あるいたので、休憩。

❖今日の課題

5年生

・本日の課題は、「野外スケッチ_鯉のぼりを描こう」。
イーゼルをだして組み立てます。
・珍しいのでやってみたい。
・組み立てを手伝ってもらいます。
・「なんだか歪んでいるね」
・角度を直して出来上がり。
・画板をたてて、画用紙を四つ切か八切りか決めます。
・「大きい方がいい」「いいねえ」
・四つ切を画板にはさんでイーゼルに立てかけます。
・一陣の風が吹いて、バン!
・「しかたない。画板を膝でうけて描こう」
・「画用紙は縦にするか横にするか」
・紙は横向き、やはり大きな風景が目に入っているのか。
・横にした頂点に鯉のぼりの竿の先頭をおいています。
・からからと回る回転球と矢車(招代(おきしろ)というらしい)。

・最初のタッチからいっこうに進まず。
・「線を引いて竿をかく。鉄かな、2本目は竹製だね」
・隣でスケッチします。
・「そのあと紐をかいて、ほら魚がいるでしょ」
・「魚? どこどこどこ」
・「鯉のぼりだよ」
・「なーんだ」
・まずは五色のリボンの吹き流し。
・そして風を受けて横になびく真鯉と緋鯉。
・「おかあさんには胸びれと尻ひれ、尾びれがあるね」
・「さて問題です。鯉のぼりの口は開いているが、尾っぽはどうなっているでしょうか」
・「閉じている」
・「後で見て確認してね」
・緋鯉をかいて、丁寧に鱗を描き入れます。
・「小魚みたいだな。そんなに細かくなくていいよ」
・筆圧がいい感じです。
・子鯉もかきました。
・スケッチをそこそこに、色を塗ります。
・いろいろ疑問に思って、近くに見に行きます。

・天気も良く、川の流れも穏やかです。
・小さな兄弟が網をもって川に降りています。
・春に生まれたのか、小さな魚の群れがいて、かたまりの動きに興味があるようです。
・小さな魚群が球状になって、あちらこちらへ。
・小さな子が近づいて、兄がいいます「滑るからだめ」
・鯉のぼりの細部を見てきましたね。

・もどって色塗りの続き。
・水はペットボトルを複数用意し、1本に水、1本は持ち帰り用。

・山の位置は、画面中央よりも高い。
・確かに屋根より高い。
・「鯉のぼりと山の位置関係はもっと違ってるよ。眺めてみて」
・「山の色はなぜ薄い色か分かる?」
・「雲があるから」
・「間に空気があるからだよ。空気の色」
・それで緑に白をまぜて、空気遠近法にしました。
・今度はセルリアンブルーで川を描きはじめます。
・絵具を水でのばして、大きな平筆でサーっと線を引きます。
インパクトがあってきれい。
・しかし鯉と山と川は別々だ。
・鯉のぼりの脇を天上にむかって川が伸びている。
・「川が天に昇っている!」絵柄的には間違いではない。
・「見てみて。山の位置は低いでしょ。川がうんと高く昇っていくと滝登りみたいで、空とくっついちゃうよ」
・「ほんとだ」
・「しかし 悪くはないわね」
・画面の左に2本の鯉のぼりを描いて、1本は竹竿、もう1本は緋鯉と真鯉が絡まってよくわからない。
・上の矢車、ボンボンのような飾り、五色の吹き流し。
・「赤 黄色 緑 白 青」

・絵具を全部だして、太い筆でのびのびと描いています。
・のっているので少し延長。
・最後に目をいれて完成です。
・お片付け。
イーゼル解体。
・画板の受け皿のベルトがわからない。
・まとめて縛って、袋にいれます。
・荷物を纏めて移動。

・テニスの人、絵の人、ご飯の人、たくさんの人が思い思いのこどもの日を過ごしていました。
・河川敷にはタンポポ、菜の花、ヒメジョン、蛇苺たち、一面のクローバー、シロツメクサアカツメクサ、外来の紫の強い花、まだまだたくさんの種類の草花が良い高さで目に楽しい。

・自転車をひいて、五月晴れの鯉のぼりを胸に、帰途につきました。

・絵巻のとんちのおさらい。
・「「佐々木政談」のとんち五つおしえて」
・「ひとつは1と10のあいだに「つ」は全部そろっているか」
・「一つから十までね」
・「星の数と砂利の数」
・「父母のことと二つに割った饅頭のたとえ」
・「三つ覚えている、合格だね。またがんばろう」

❖today note

We went to the Mo river on holiday.
Its holiday is Boy's or children's Festival.
We painted some carp-shaped streamers.
Their carps were swimming leisurely across the sky.
And the blue color so waterfall went up the sky too.

Composition, Perspective, or representation.