子ども美術教室☆here☆

子ども/大人美術教室☆here☆主宰 since1998

子ども/大人美術教室 ☆here☆(nowhere、尼崎市)

子ども美術教室 毎週土曜日10:30〜・15:00〜、大人美術教室 水曜日

授業_形式 物語絵_絵巻

◆内容 落語を絵巻にする_10(5年生)

◆道具
・基本道具:筆記用具(鉛筆、消しゴム)、スケッチブック・クロッキー帳(マルマン)、水彩絵具セット(各自)、マーカー(COPIC sketch、ほか)、色鉛筆(あるもの)、定規(三角、30㎝、50㎝、75㎝、雲形、分度器)、スピログラフ/DesignRuler(あるもの)、サラサクリップ0.5(ゼブラ)、折紙(トーヨー、ダイソー)、両面テープ(あるもの)、50COLORS 50色色画用紙(オキナ株式会社)、デコトップス(ぼりゅうむわんプロダクツ)、LaQ(ヨシリツ株式会社)
・課題:書道具(あるもの)、きくや墨汁(きくや筆)、百均墨液、絵巻キット((株)アーテック)、CDと台本

◆科学 理科、美術(水溶液、墨流し

◇参考図書、URL

・こおり鬼_ウィキ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%93%E3%81%8A%E3%82%8A%E9%AC%BC
・『じてんしゃにのれたよ』スタジオ タック クリエイティブ 2017年11月発行
開明墨汁工場見学記
http://www.seiwashodokai.com/old/4/44/442/442.htm
・『親子できこう 子ども落語集 めぐろのさんま・牛ほめ』紹介文 斎藤孝 お話テキスト 宮島智恵子 日本コロムビア
・『江戸のしぐさ から学ぼう 第1巻 まちかどの思いやり』文 秋山浩子 絵 伊藤まさあき 汐文社 2008年11月初版第三刷発行

◇分かったこと 気づき

・公園では、少ない人数で「サッカー」「鬼ごっこ」をしました。
・とりわけ「こおり鬼」とは新しく感じられました。
・ゲームのやめ方も「いち ぬーけた」など、懐かしい言葉も残っていました。

・課題では、前回墨流しに失敗したので原因を探りました。
・百円ショップの「墨液」の原料は、主にカーボン+合成樹脂+防腐剤でした。
・一般の「きくや墨汁」の原料は、調べると合成樹脂ではなく膠が使われているとのことでした。
・両方の墨の液では、水の比重に違いがあって、より墨が表面に浮くか沈むかの違いがあったと結論されました。
・用紙にも違いがでることでしょう。

・第一幕の人物の描き直しをしました。
・少年はどこをみているのか。手の形など。

◇備考

・このブログは、生徒さんが学んだことを後で振り返ることが出来るように、記しています。
・このブログは、「興味はあるが参加できない方」にも届くように、記しています。
・このブログは、美術を通して個別から普遍性を獲得できるように、記しています。

❖基本学習

5年生

・お迎えをします。
・「おはようございます」
・さっそく美的な自転車車輪の回転練習。
・児童公園へ。
・仲良くなった少年が「一緒にサッカーやろう」と誘ってくれました。
・「私もやるの?」
・「そーだよ」
・まずは3人で、ゴールやキーパーを決めてゲーム開始。
・1人加わわって4人でサッカー。
・「グとパ」でジャンケンほい。
ゴールキーパーとストライカーだけ。
・すばしっこい少年チームが4-0で勝ち。
・また1人加わって、今度は5人で鬼ごっこ
・「私も?」
・「そーだよ」
・「鬼」のじゃんけんの勝負がつきません。
・二組に分かれて、負けたもの同士で鬼を決めます。
・すると「こおり鬼にしよう」とか言っている。
・「氷鬼?」
・タッチしたらその子も鬼、次の子も鬼になるというドミノ式鬼ゲームみたいなものか。
・公園を目いっぱい使って、走り回わりました。
・遊具は穴場で、捕まえやすい。
・鬼が入れ替わって、そろそろ「絵を描きに行くよ」と教室へ促します。
・すると抜ける掛け声。
・「いち ぬーけた」
・「にぃ ぬーけた」
・よいね。
・教室へ向かう沿道には、用水を泳ぐ大きな魚。

・教室に到着。
・手洗いとうがいをします。
・『じてんしゃにのれたよ』を読みます。
・「さあ今日は運筆、課題からすすめましょうね」
・まずは「佐々木政談」のおさらい、第三幕の饅頭と三方について。
・お奉行に感心されて、褒美にお饅頭がでてきます。
・饅頭は、四角いお供物を乗せる木製の御膳みたいな「三方」にのっています。
・そして今度は、ものを買ってくれる母と小言の父のどちらが好きかと尋ねられる。(父母はCDとユーチューブで入れ替わっています)
・四郎吉は出された饅頭を二つに割って、「どちらがおいしいか」と切り返します。
・「たい焼きじゃなくてよかったね。餡の多い少ないが入ると成り立たちません」

・次は第二幕「星の数と砂の数」の場面に使う、墨流しの実験に入りました。

❖今日の課題

5年生

・本日の課題です。
・前回失敗した第二幕の墨流しの続き。
・「なぜ墨流しの墨は流れてしまったのか」
・「こっちが百円ショップの墨液。こっちが一般的な墨汁です」
・厚手の半紙とバットに墨、サラダ油、細筆を二本用意します。
・まずは百均の墨液から。
・本当に水との比重でより軽く、張った水面に浮いてくれる。
・墨と油を交互にのせて、くっきりと模様が出て半紙にプリントします。
・次に、「百均墨液」と一般の「きくや墨汁」の混ざったので比較、プリントします。。
・最後にバットにきくや墨汁をいれると、たちまち沈んでいきました。
・プリントしても淡い墨流しにしかならない。
・淡い模様が狙いなら、それれでいいのかもしれない。
・三枚いらない紙にのせてかわかします。

・次に軽く運筆練習のウォーミングアップ。
・そして絵巻の第一幕、下絵の続き。
・人物の描き直しをします。
・ゴザの少年はどこをみているのか。
・手の向き。
・同心に扮したお奉行。
・お侍をどける少年。
・絵本の江戸シリーズから、街中の沿道の様子を探し背景に使います。
・色塗りをします。
・墨、絵具セット、鉛筆。
・空、屋根、四郎吉の着物、少年の着物、いつも外で遊んで日焼けしている。

・次に絵巻第二幕の裏にプリントの範囲をいれます。
・色が濃くでるカーボンの百均の墨液で墨流し
・うまくいくかはもう賭けだ。
・墨を入れて、フロートにして模様を出します。
・絵巻の両端をもってプリント。
・返すときれいな模様ができていまいた。
・二度づけ禁止だけど「うまくいったね!」
・実験の甲斐がありました。

・まっすぐかわいてくれることを祈ってそのままに。

・第三幕のために用意したお饅頭でしたが、また次回に。

❖today note

In the children square.
We played soccer and tag in small numbers.
Ice tag was fresh.

And a picture scroll continuing.
We experimented with monochrome marbling paint of two India inks.
The difference were gelatin and synthetic resin.
That was like a floating black jellyfish.