子ども/大人美術教室 ☆here☆(nowhere、尼崎市)
子ども美術教室 毎週火曜日、土曜日11:30〜・15:00〜、大人美術教室 木、金曜日
授業_形式 物語絵
◆内容 天狗シリーズ(4年生)
◆道具
・基本道具:筆記用具(鉛筆、消しゴム)、スケッチブック・クロッキー帳(マルマン)、水彩絵具セット(各自)、マーカー(COPIC sketch、ほか)、色鉛筆(あるもの)、定規(三角、30㎝、50㎝、75㎝、雲形、分度器)、スピログラフ/DesignRuler(あるもの)、サラサクリップ0.5(ゼブラ)、折紙(トーヨー、ダイソー)、両面テープ(あるもの)、50COLORS 50色色画用紙(オキナ株式会社)、デコトップス(ぼりゅうむわんプロダクツ)、手作りカルタ
・課題:地図(ゼミナール世界地図、信用金庫日本地図、JAFドライブMAP関西、昭文社(西宮1:18,000)
◆科学 理科、美術(季節と生物(植物の成長と季節)、物語絵、色名)
◇参考図書、URL
・『西宮のむかし話 児童文学から文学へ』生駒幸子 森田雅也 関西学院大学出版会 2011年5月初版第1刷
・『NHK放送台本 おはなしの森 せかいの伝説1』文 花岡大学 絵 小西恒光 同朋舎 1988年4月
・『日本の伝統色』日本色彩研究所 編 福田邦夫 著 読売新聞社 1996年5月第12刷
・地図
◇分かったこと 気づき
・身長に合わない自転車に乗るための安全策はなにか。「自分の足で地面に届くことかな」
・「ありがとう」「どういたしまして」と丁寧なお返事がかえってきました。
・クヌギの実と葉っぱをとって近くの小さな子に渡すと「わーい!クヌギのはっぱだってー!」とはしゃいでいます。
・「川の水が透明だよ。どういう意味かな」「先週 川掃除してたもの だからだよ」
・クヌギが気になって、ハサミでむき続けています。
・上手にカットして床屋さんみたいです。
・『NHK放送台本 おはなしの森 せかいの伝説1』「てんぐのけんか」は楽しいお話だったのか「もう一回読んで!」とリクエストされました。
・クヌギもようやく出てきて顔をだしています。
・ゴミを片つけると、油分があってカスが集まらないのが分かります。
・ステゴザウルスの背中のヒレについて。
・「背中にたくさんの団扇をつけていると思うとなんだかおかしいね」「ぼく 棘だと思ってたよ」
◇備考
・こちらの教室は、感覚の受容能力・表現力を豊かにできるように工夫しています。
・ブログは美術を通して普遍性に近づけるように心掛けて記しています。
・生徒さんが学んだことを振り返ることが出来るよう日誌にしています。
❖基本学習
4年生
・合流します。
・今回も自転車のから回しと、動力の伝達で前進することの体験です。
・身長に合わない自転車に乗るための安全策はなにか。
・「自分の足で地面に届くことかな」
・公園では小さい子どもたちが遊んでいます。
・タイヤブランコをかわってくれました。
・「ありがとう」「どういたしまして」と返ってきました。
・「今日はクヌギと赤樫の葉っぱを観察のためにとってみよう」
・クヌギの実と葉っぱをとって近くの小さな子に渡すと「わーい!クヌギのはっぱだってー!」とはしゃいでいます。
・別の子にも「はいどうぞ」、別の子にも「はいどうぞ」。
・「赤樫のドングリも観察ね」
・ポケモン、移動をします。
・用水には小魚がいっぱい、春先に生まれたのだろうか。
・「川の水が透明だよ。どういう意味かな」
・「先週 川掃除してたもの だからだよ」
・「それもあるけど、雨が降らず川底がひっくり返されていいないから、濁っていないってことない?」
・「上流で何も起こっていないということはない?」
・教室に到着。
・今日はマトリョーシカをだしています。
・手洗いうがい。
・かき氷の準備。
・「今日のかき氷は何色?」
・「今日は緑色」
・「先週 イチゴシロップの栓あけちゃったね」
・「緑もイチゴの味がする」
・「じゃあ空いてるところへイチゴをいれて比べよう」
・「やっぱりイチゴ味」
・「先生はコーヒーに氷の破片」
・「いいな」
・今日のテーマを進めていきます。
・「先週は、世界地図、日本地図、ジャフ自動車道マップ、市の地図をみましたね」
・「目的によって違いが分かるね」
・「銀行は日本を相手に事業をしているので日本地図なのかしら」
・「地図には独特の折り方があります。西宮の地図ひろげてみましょう」
・「ぼくがやる」
・ジャバラ折10山。
・「西宮はうんと広いね。今日のてんぐは西宮と奈良と三重の天狗の話です」
・クロッキー帳にクヌギを貼り、名前を書いてもらいます。
・手もとのクヌギの実が気になるらしく、器用にむき始めています。
❖今日の課題
4年生
・課題一つめは、てんぐの物語絵を描く準備。
・クヌギが気になって、ハサミでむき続けています。
・紙切りバサミで枝を切ろうとするので、花バサミに替えます。
・クヌギの荒いドラゴンフルーツみたいな部分のカット。
・次に実をめざして、傷つけないようにカット。
・床屋さんみたいですね。
・『西宮のむかし話 児童文学から文学へ』「六甲山の天狗」を読んでいきます。
・「六甲山の天狗」
・中心になるのは、大社村(たいしゃむら)、仁川(にがわ)、社家郷山(しゃけごうやま)、中村の紋左衛門。
・大社村の人々は田植えをしたばかりの稲が枯れかけていて心配です。
・井戸掘り、雨ごいをしても雨は降りません。
・それで中村の紋左衛門という人物が、
「わが社家郷山に降った雨が仁川に流れ込んでいる。社家郷山の水は大社村の水だ。仁川の上で水をひこう。」
とうったえます。
・村人も大賛成してみんなで力を合わせることになりました。
・工事はトンネルを50メートルも掘る大工事です。
・それで岩山にそってくりぬいた仮樋を使って村に水を送りつつ、トンネル工事を進めました。
・ところが仁川の川下の村の青年たちはそれを見抜き、鍬や鋤をもって一本松に集まっています。
・取水口にやってきて、仮樋をつぶし工事を妨害しました。
・大社村の村人はだんだんいきり立ってきました。
・工事指南役の中村の紋左衛門は、こういって大社村の青年たちをなだめました。
「もちろん、みんなの言うとおりだが、今は争ってはいけない。わしによい考えがある。ここはわしにまかせてくれないか。」
・青年たちは、紋左衛門は工事の指南役でもあるので、任せることにしました。
・今日もあたりが暗くなると川下の青年たちが妨害のためにやってきました。
・そこに何者かが現れました。
大岩の上に、まっ白い着物をきてうちわを手にした赤黒い顔の大天狗が、青白い月の光をうけて勇ましく立っているではありませんか。
「わしは六甲の天狗じゃ。この山から流れ出る水は皆のものじゃ。この水は仲良く仕え。」
と、山裾の村々にまで聞こえるような大声でさけびました。
・あまりの恐ろしさに川下の青年たちは逃げ帰りました。
・それで争いはおさまり、難工事が順調に進んだということです。
・次は『NHK放送台本 おはなしの森 せかいの伝説1』「てんぐのけんか」。
・伊賀国(いまの三重県)の青葉山にも、天狗がすんでいました。
・ある日、神野山のてんぐはからかってやろう、と思いました。
「おうい、青葉山の カラスてんぐ、そんなところで、なにしてるんだ。いくら 山のてっぺんの 空気をすうても、その ひくい はなは、高こうはならんぞ」
カラスてんぐと いうのは、下っっぱのてんぐと いうことで、あいてを ばかにした よび名でした。
それに、いちばん 気にしている、ひくいはなのことを いわれたので、青葉でんぐは、赤い顔を、ますます まっ赤にして おこり、
「おのれ、神野山の はなまがりてんぐめ、いつも こらえてやっているが、もう、きょうというきょうは、かんべんできない。ひどい目に あわせてやるから、まってろ!」
・さあ大変です。
・おこった青葉でんぐは、石ころや岩をかたっぱしから、神野てんぐめがけて投げ始めました。
・神野山のてんぐは、石や岩が雨あられのようにふってくるので、こりゃかなわんと山の影にかくれました。
・青葉てんぐは、怒りに任せてつぎからつぎへと投げ続け、すっかり青葉山には石や岩がなくなってしまいました。
・とうとう青葉てんぐは、芝生まで投げることになりました。
・その芝生もなくなって、青葉山はすっかりはげ山になってしまいました。
・はんたいに、神野山には石や岩や芝生のあるキレイな山ができあがったということです。
・そうとう楽しいお話だったのか「もう一回読んで!」とリクエストされました。
・ということでジェスチャー付きお話をもう一回よみました。
・クヌギもようやく出てきて顔をだしています。
・「いいところで完成にしなさい」
・「これでいい」と完成みたいです。
・栗みたいになったあと、さらにキューブ状にまでしました。
・ゴミを片つけると、油分があってカスが集まらないのが分かります。
・基本学習の続きで色名の調べです。
・『日本の伝統色』を使います。
・緑色名を読んでいきます。
・「クヌギの葉っぱは何色に近いか」
・「きみどり、わひいろ」
・「ひわいろ」
・「鶸色、かわばいろ」
・「川場色? 若葉色でしょ」
・「そんなこと言ってない」と笑っています。
・難しい漢字が続きます。
・「濃い緑色で、似ているのは木賊色か深緑だね」
・結局、「深緑」にしました。
・課題二つ目は、フィギアの恐竜のおさらいをしました。
・「ステゴザウルスの生存年代はジュラ紀だったね」
・「分類は 鳥盤類ね」
・「ステゴザウルスの 背中のヒレみたいなものの役割はとても面白いから読んでみよう」
ひみつ1
背中の板で体温を下げた?
ステゴザウルスの背中にある骨の板は、体温が高くなりすぎたときに、からだを冷やす役割をしていたという説があります。板に風を当てれば、血が冷やされやすいのではないかというのです。
ほかに、敵を威嚇するときに、背中を盛り上げてからだを大きく見せたという説もあります。
・「背中にたくさんの団扇をつけていると思うとなんだかおかしいね」
・「ぼく 棘だと思ってたよ」
・「口も小さいし、植物食だそうだよ。身長は全長7〜9メートルあるというから、大きいね」
・最後は「鳥のカルタ」をやっておしまいです。
・車中の落語は「牛ほめ」のさわりだけききました。
❖today note
An autumn flavor in the children square.
An oak tree did not become brown, yet.
He interested a green oak nut.
He used clevely clipper.
And he cut the nut hat like a barber.