子ども美術教室☆here☆

子ども/大人美術教室☆here☆主宰 since1998

子ども/大人美術教室 ☆here☆(nowhere、尼崎市)

子ども美術教室 毎週火曜日、土曜日11:30〜・15:00〜、大人美術教室 木、金曜日

授業_形式 物語絵

◆内容 天狗シリーズ(4年生)

◆道具
・基本道具:筆記用具(鉛筆、消しゴム)、スケッチブック・クロッキー帳(マルマン)、水彩絵具セット(各自)、マーカー(COPIC sketch、ほか)、色鉛筆(あるもの)、定規(三角、30㎝、50㎝、75㎝、雲形、分度器)、スピログラフ/DesignRuler(あるもの)、サラサクリップ0.5(ゼブラ)、折紙(トーヨー、ダイソー)、両面テープ(あるもの)、50COLORS 50色色画用紙(オキナ株式会社)、デコトップス(ぼりゅうむわんプロダクツ)、手作りカルタ
・課題:地図(ゼミナール世界地図、信用金庫日本地図、JAFドライブMAP関西、昭文社)、ステゴザウルス(METAL DINO 科学と学習)

◆科学 理科、美術(空気と水の性質、物語絵)

◇参考図書、URL

・『尼崎の民話』三好美佐子 著 甲南出版社 平成9年6月発行
・『せかいの伝説2』文 花岡大学 絵 小西恒光 同朋舎出版 1988年4月

◇分かったこと 気づき

・児童公園では知り合いが増えてきました。
・物語の登場人物の気持ちを読み解く力が育っているようです。
・工芸村でつくったという団扇をみせてくれました。
・和紙で作った団扇とコート紙の団扇で、風を比較しました。

◇備考

・こちらの教室は、感覚の受容能力・表現力を豊かにできるように工夫しています。
・ブログは美術を通して普遍性に近づけるように心掛けて記しています。
・生徒さんが学んだことを振り返ることが出来るよう日誌にしています。

❖基本学習

4年生

・お迎えします。
・少し自転車でから回しして、動力の伝達の体験をします。
・児童公園では知り合いが増えてきました。
・小さい子の面倒見のよい子に自己紹介します。
・先日入賞した絵の写真をみてもらいます。
・想像を膨らませてくれています。
・一緒にタイヤブランコにのります。
・回転させてから一緒にのると、まるで円盤のようにくるくる回転させます。
・「手を離さないでね!」とアドヴァイス。
・「楽しくなってきた〜!」と。
・公園のクヌギや赤樫の実が大きくなっています。
ポケモンをして、移動します。

・教室到着、手洗いとうがいをします。
・きょうの氷はイチゴ味です。
・なにの拍子にか「あのかもめが飛ぶのはしないの?」と聞いてきます。
・「ソーラーかもめのこと? 今年のカリキュラムにはないよ。先生部品削っちゃって変形してるから」
・「モーターは回転するけれど、それが羽根のパタパタまで伝わらないの」
・「学校で電気やってる?」
・「星はやったよ」
・「そうか、カリキュラムの都合があるからね」
・いままでやってきた、神話シリーズや展覧会を写真で振り返って、カリキュラムの流れを説明しました。
・「最初の年には「オラフ」、次には「カワウソ」描いたね」
・「今年の物語絵は「千夜一夜物語」と、「日本の天狗シリーズ」をやることにしてるよ」
・「前に「魔法のじゅうたん」描いたでしょ。今月は天狗シリーズ。お話四つ読んで、絵を描きます」

・カード学習は地図と鳥類のカルタ。
・地球儀、世界地図、日本地図、近畿地方の地図をみました。
・地図の縮尺は、1:57,400,000、1:2,650,000、1:523,000、1:14,000です。
・1:523,000は、1㎝が5.23㎞。
・「尼崎はどこですか」
・「尼崎は狸(の形)だ」
・「いや牛だ」
・「探してみて」
・「あったー!兵庫府」
・「この大という字は?」
・「大阪府だった!」
・「ヒント。神戸だよ。西宮だよ。ここね、尼崎」
・地図の用途が、道路なのか、線路なのか、見え方が違っています。

・以前に作った手作りカルタ(鳥類)をしました。
・1年生のときに比べて、字が上手になりましたね。

❖今日の課題

4年生

・課題1では、物語絵を描く準備をします。

尼崎市を確認したあと、一つ目の『尼崎の民話』の天狗の話を読みました。
・「天ぐさんの涙」という題で、南清水に天狗塚があるとのこと。

 尼崎の北の方、南清水に天狗塚とよばれるところがある。
 その天狗塚に、こんな話がのこっている。
 むかしむかし、ここには天ぐさんがすんではった。
 天ぐさんは にんげんか。
 天ぐさんは 天ぐさんや
 天ぐさんのすんではったとこは、今でこそせまい土地になってしもてるけど、そのころは、ひろびろとした土地やった。
 一日じゅう天ぐさんは、このひろいところでとんだり、はねたりしてあそんではった。
「テンツクテンツク スットントン」」

・二つ目は、『せかいの伝説2』「てんぐのはなくらべ」(アイヌ)から。

 むかしむかし、ある 山おくに、ボロシリ山という、けわしい山が ありました。
 なにせ、たいそう 山おくなので、人などすんでいません。
 てんぐが すんでいました。
 青てんぐと 赤てんぐが すんでいました。

と始まります。
・青てんぐは、お人よしで、やさしい性格でした。
・赤てんぐは、いじっぱりで、まけずぎらいで、なんでもものごとをひねってかんがえます。
・青てんぐはお人よしであっても赤てんぐに「へい、家来に なります」とは言いませんでした。
・ある日、青てんぐはたいそう退屈になって、鼻を触っているうちにどんどん鼻が伸びていきました。
・鼻はどんどん伸びて、はるかかなたの山すそにある、お殿様のお城のお庭さきまで伸びていきました。
・そこではちょうどおつかえの女たちが、絹の衣装の虫干しをしているところです。
・そのお姫様が早速青い鼻をみつけて「ちょうどいいところに物干しざおが伸びてきました」と勘違いして、衣装をどんどんとかけていきました。
・青てんぐは、鼻がだんだんと重くなって、どうしたことかと雲をすかして山すそを眺めました。
・すると青てんぐの鼻先には、ひらひらと立派な衣装がたくさんぶら下がっているではありませんか。
・青てんぐはその衣装が気に入って欲しくなり、青い鼻をそろりそろりと縮めていきました。
・青てんぐは綺麗な衣装に着替えると、見違えるほど立派にみえました。
・赤てんぐがだまっているわけがありません。
・さっそくあくる日、赤てんぐも鼻をくりくりともみ始めました。
・すると赤い鼻はどんどんと伸びていきました。
・ところがお城のお庭先では虫干しなどではなく、大勢の家来が武術の試合をしていました。
・そんなところへにゅーっと赤い鼻がのびてきたものですから大変です。

・「虫干しってなに」
・青てんぐと赤てんぐのやりとりなどに4年生らしい興味を示していました。
・登場人物の気持ちを読み解く力が育っているようです。
・三つ目と四つ目は次回に。

・課題2です。
・フィギアを作ります。
・「ステゴザウルス」にしました。
・解説書『増補 改訂版 ステゴザウルス』を読んでいきます。
・〔恐竜・翼竜・首長竜が生きた時代〕ではジュラ紀の中期から後期と確認します。
・「そのころの地球見てみて。ぜんぜん地形が違うよ」
・〔恐竜の分類〕では鳥盤類をみます。
・〔ステゴザウルスを組み立てよう!〕に進みます。
・パレットにパーツをだします。
・部品の多さにたじろぎます。
・「相当しっかりと進めないと難しいよ。やり直しで全部はずしていくとなると大変だからね」
・〔組み立て方〕に進みます。
・〔ステップⅠ 胴体を組み立てる。〕〔A 胴体の骨格にパッドを取り付ける。〕
・「直角ってわかるよね。どうみてもUの字だよ」
・ラジオペンチで曲げます。
・パットの表裏が認識しづらく、嵌めては剥がれての繰り返し。
・また次回にしましょう。

・帰途、工芸村でつくったという団扇をみせてくれました。
・「よく宣伝で配っているものと比べてごらん。風が違うから」と風の実験をしました。
・「ほんとだ、全然違うよ」

・CDは子ども落語「牛ほめ」の始まりを聞きました。

❖today note

He have started the picture of a Japanese folk tale.
Japanese long nosed-goblin, Amagasaki and Ainu.
He could feel some character's minds.
His mind is growing up.

And he felt quality of the breeze by fan.