子ども美術教室☆here☆

子ども/大人美術教室☆here☆主宰 since1998

子ども/大人美術教室 ☆here☆(nowhere、尼崎市)

子ども美術教室 毎週火曜日、土曜日11:30〜14:30〜、大人美術教室 木、金曜日

授業_形式 正月遊び、フィギア

◆内容 羽子板を作ろう(3、6年生)

◆道具
・基本道具:筆記用具(鉛筆、消しゴム)、スケッチブック・クロッキー帳(マルマン)、水彩絵具セット(各自)、マーカー(COPIC sketch、ほか)、色鉛筆(あるもの)、定規(三角、30㎝、50㎝、75㎝、雲形、分度器)、スピログラフ/DesignRuler(あるもの)、サラサクリップ0.5(ゼブラ)、折紙(トーヨー、ダイソー)、両面テープ(あるもの)、・色彩:50COLORS 50色色画用紙(オキナ株式会社)、独楽(自作のもの)

・課題:羽子板、羽根(「赤い花緒のじょじょ」)、コピープリント、写し紙(100円ショップ)、アクリル絵の具(リキテックスチタニウムホワイト、マースブラック、アクラレッドアリザリンクリムソンヒュー/パーマネント、カドミウムレッドミディアムヒュー、イエローミディアムアゾ、プライマリーイエロー、カドミウムイエローディープヒュー、コバルトブルー、コバルトブルーヒュー、ライトグリーン/パーマネント、フタロシアニンググリーン))、丸筆、平筆(100円ショップ、アクリル専用ブラシ)、MERAL DINO SERIESプテラノドン(科学と学習)、アムステルダムクリッカー(ディープゴールド(ターレス ジャパン))、ラッカースプレー(アトムサポート、島忠、合成樹脂塗料)

◆科学 理科、美術(振り子の運動、力、溶液と支持体)

◇参考図書、URL

・『0歳から くもん式百人一首カード 下巻』公文公 平田喜信 監修 くもん出版 1996年11月初版第7刷発行
・『ワシントン女性芸術美術館展』カタログ 1990年

◇分かったこと 気づき

・紐で回す独楽を小学生高学年の子たちに手伝ってもらいました。
・大きい子たちが集団の十数人でいると、遠慮がちになります。
・大きい子が集団からぬけて一緒に遊んでくれる子もいました。
・スプレー缶の使い方も上手くなっています。
・なぜ木の面に鉛筆の線が写るのか、トレペをはがして確認したので納得したようです。

・さっそく友達の「双六」に付け加えます。
・粘土に顔をかいて、プレーヤーを増やしています。
・カードは『百人一首』下巻の続き、赤い紙を敷いてみました。
・色は目立つが、ツルツルしました。
・羽子板は白木のままで、下塗りを施していないので、薄く溶いた絵具は滲んでしまいました。
・一気にやる気を失ってしまいました。
・乾燥がいいかげんだと不安で、中止にしました。

❖基本学習

3年生

・生徒さんのお迎えをします。
・お天気が良く、小学生がたくさん遊んでいます。
・独楽遊びをします。
・紐で回す独楽がうまくいかずに、遊んでいる小学生たちに手伝ってもらいます。
・男の子、女の子入れ混じって挑戦してくれます。
・一方生徒さんは、大きい子たちが十数人で、遠慮がちになります。
・独楽はというと、紐で回すのは難易度が高いようです。
・独楽の柄が長く、高い位置から両手で回転させて、地面に落とすタイプにします。
・それはうまくいって、交替でやってみます。
・生徒さんはポケモンとブランコをしています。
・大きい子も、集団からぬけてブランコで一緒に遊んでくれる子もいました。
・雑談などして分かれます。

・教室に到着、手洗いとうがいをします。
・今日やることを書きだします。
 ① カードは『百人一首』の続き
 ② 色彩は 省略
 ③ 運筆は 白い紙に「すごろく」書こう
 ④ 課題は 「羽子板」と「プテラノドン」の色塗り
・早速カード学習『百人一首カード 下巻』の51-75をします。
・下の句を並べ、絵付きの歌を読んでいきます。
・札から、平仮名の最初の文字を探してくれました。
・真似て読むことを勧めます。
・絵札をならべて、下の句もとりました。

6年生

・教室に到着です。
・手洗いとうがいはしたかな。

・さっそく友達の「双六」に付け加えます。
・ゲームを囲んで、粘土にかわいい顔をかいて、プレーヤーを増やしています。

・カードは『百人一首』下巻の続き、76-100をしました。
・赤い紙を敷いてみました。
・色は目立つが、ツルツルする。
・最初は下の句をならべて、絵札の方を読んでいきます。
・つぎに絵札をならべて下の句を読み、とりました。

❖今日の課題

3年生

・課題の一つ、「プテラノドン」の色塗りをします。
・先週、アルミにやすりをかけて、アクリル絵具をぬりました。
・今回は、スプレー塗料での着色。
・マスクの代わりにタオルを巻いて、換気扇まわし、準備万端。
・最初にスタンド、次に「プテラノドン」の表側、そして裏側にスプレー。
・スプレー缶の使い方も上手くなっています。
・缶を横にだけはしないように。
・次に胴体と、念入りに着色していきました。
・かわくまで放置します。

・次に課題の2の「羽子板」。
・表絵になるポケモンの「ひの馬」を念入りに転写します。
・絵の位置を決め、テープでトレーシングペーパーを固定します。
・2Bの鉛筆で、線がずれないように正確になぞります。
・なぜ木の面に絵が写るのか謎だったようですが、トレペをはがして確認したので納得したのではないか。
・線が写っていない箇所を描き加えて下書きの完成です。
・つぎに板に色塗りです。
・アクリル絵具をつかいます。
・「ひの馬」の色をつくり、明るい色から塗ります。
・炎のオレンジ、黄色を塗ります。
・足の爪の青を塗り、つぎに柄に黒を塗っていきます。
・全部ぬって、来週にニスをかけます。
・さて裏の絵がありましたね。

・最後に「双六」ゲームを作ってもらいました。
・小さな番目がならんだ「双六」ですね。
・駒は、おはじき大の粘土に顔を描いて、人物とします。
・サイコロがなく、古い玩具(チェーンリング)の四角形を四つ、三角形を三つ、円をゼロ進む、などと見立代用。
・遊ぶには時間切れとなりました。

6年生

・つぎは「羽子板に絵を描く」です。
・絵具の準備をします。
・「羽子板」の美人画の、顔、髪に取りかかります。
・裏側の絵は、「羽子板」、トールペイントで調べます。
・水色と梅(桃)の花はいかがですか。OKです。
・カードは『ワシントン女性芸術美術館展』からベルト・モリゾの絵と解説を読みます。※参照
・解説には、

 画家モリゾの生涯は、初期の光の反射する印象主義的関心から、後期のより広範な芸術的関心へ、そしてより自由な画法へと、明快な発展をしめしている。

とあり、気にしている部分が変遷していった、というのが面白かったがいかがですか。
・色は、目にさしかかっています。
・女性の顔を描くというのは、『はじめての北欧神話』のイズンの時でも、苦労しましたね。
・羽子板は白木のままで、下塗りを施していないので滲んでしまいました。
・一気にやる気を失ってしまいました!
・では次回塗れるように、肌の色で上塗りをしておこう。
・滲むのをおそれたかやめておくと。繊細にもなるね。
・確かに乾燥がいいかげんだと滲むか、色が混じってしまうのではと不安です。
・中止にしました。

・さあリラックス、休憩しながら雑談筆談です。

❖today note

We played some tops with the upper grades pupils in the square.
They got a try to spin one.
And he drew Japanese backgammon(sugoroku) on the white paper.

She painted the beauty on the Hagoita board.
Smooth face, brown hair, and eyes.
Oh, languish?
The eyes were oozing!

Classic New Year's pleasure.

❖reference

※参照

 ベルト・モリゾ印象派を代表する画家の一人である。印象主義者たち、即ち当時のフランスの前衛芸術家たちは、1974年(そのまま)から1886年まで、常に論議を巻き起こしてきた展覧会を開き、人々の注目を集めた。これは芸術家が政府や伝統的なアカデミーから独立し、政略的に任命された審査員による不公正を排して展覧会を開催するために連帯した初めてのケースであった。モリゾは、1874年の展覧会の表向きの主催者である、「画家・彫刻家・版画家等匿名芸術家協会」の創立メンバーの一員でもあり、その展覧会に9点の作品を出品している。彼女は8回行われた印象派展のうち7回に出品しており、カミーユピサロについでもっとも忠実なメンバーであった。
 モリゾは1841年ブールジェに生まれた。裕福な家庭の三女であった彼女は、若い女性が普通に受ける教育の一貫として絵画のレッスンを受けたが、まもなく頭角をあらわし、画家ジョゼフ・ギシャールについて本格的な勉強を始めた。また多くの時間をルーブルで過ごし、巨匠たちの作品を模写している。1860年風景画家カミーユ・コローのアトリエに入り、4年後には最初の作品がその年のサロンに入選した。
 1860年代後半、のちに印象派として知られる若い芸術家たちの仲間に加わり、より明るい色彩と幅広い筆使いを取り入れ、グループの関心のありさまを反映して現代生活の情景を描き始めている。サロンへの出品は1873年を最後に、以降は印象派の仲間と共に作品を発表した。
 1874年エドゥアール・マネの弟、ウジェーヌと結婚、1878年一女の母となり、妻、母、画家としての人生を歩んだ。
 画家モリゾの生涯は、初期の光の反射する印象主義的関心から、後期のより広範な芸術的関心へ、そしてより自由な画法へと、明快な発展をしめしている。彼女は今日19世紀後半のもっとも傑出した画家の一人として認められており、世界各室の主要な美術館が、彼女の描いた日常生活の情景や心を打つ肖像画を所蔵している。
 ≪鳥籠≫(1885年)は、モリゾの1880年代の典型的な作品である。この頃からいくつかの作品に鳥籠が登場する。初めのうちは印象主義的手法で、ここにも取り入れられているような絵画的筆法と明るいパステルカラーを用いているが、後になると光の微妙なニュアンスを記録することを止めてしまっている。その代わりにモリゾは、鳥籠や鳥、背景の花容れの扱い方に見ることができるように、画面上の明暗と構図上の形態の要素について関心を集中されている。
(E.D./J.W.)

E.D.= Eric Denker J.W. 渡邊純子 『ワシントン女性芸術美術館展』カタログ 1990年より。