子ども美術教室☆here☆

子ども/大人美術教室☆here☆主宰 since1998

子ども/大人美術教室 ☆here☆(nowhere、尼崎市)

9月生徒募集♪ 毎週火曜日、土曜日11:30〜14:30〜(応相談)

授業_形式 美術館でのワークショップ、美術作品鑑賞

◆内容 夏休み特別企画(3、6年生)
兵庫県立美術館『夏休みスペシャル2016』広瀬浩二郎プロデュースつなぐ×つつむ×つかむ 無視覚流鑑賞の極意展 関連こどものイベント「テでさわる、カラダがさわる、ココロにさわる」_全盲文化人類学者、広瀬浩二郎先生(国立民族学博物館准教授)と一緒に、「目」を使わずに、紙粘土で立体作品を作ってみよう!
・生誕130年記念 藤田嗣治展 −東と西を結ぶ絵画−こどものイベント「教えて、フジタさん。」

◆道具
・基本道具:筆記用具(鉛筆、消しゴム)

◆科学 理科、美術(眼を使わずに触って感じる、想像する、つくる)

◇参考図書、URL

・『声ものがたり』「空飛ぶじゅうたん」朗読 角野卓造 音楽 宮城純子 「家なき子」朗読 赤司まり子 音楽 宮城純子 アルルカンレーベル 2007年5月

◇分かったこと 気づき

・紙粘土はいつもより硬い普通の紙粘土です。
・制作に入って、三角のある部分、花芽のような部分はおいておいて、表面のツルツルとした質感をだしています。
・もう一人は、物の形の重さを真似たらいいのか、大きさを真似たらいいのか、どっちだろうと迷います。
・視聴覚授業や直観教授の系譜を思い出しました。美術からの接点はあるのか、どのあたりなのかか機会があれば探して読んでみたい。

❖基本学習

3、6年生

兵庫県立美術館でのイベント『夏休みスペシャル2016』に参加してきました。

・美術館へのアクセスは車です。
・何度も出かけて退屈するので、物語CDを用意しました。
・『声ものがたり』「空飛ぶじゅうたん」(『千夜一夜物語』)「家なき子」(エクトール・アンリ・マロ)を聞きました。
・「空飛ぶじゅうたん」はインドの王さまが三人の息子たちに、いとこの姫を妻とするために、一年の内にすばらしいものを手にいれて来なさいと言われるお話です。
・それぞれ、さっと飛び立つじゅうたん、遠くのものをありありと見せる遠眼鏡、どんな難病でもなおせるリンゴを手にいれました。
・各自が手にいれ、姫の病を発見し兄弟は力を合わせ救います。
・だれが姫と結婚するのか、さいごは魔法の道具を使った知恵比べとなりました。
・「家なき子」の導入は「あなたにはどんな夢がありますか」というで出だしでした。

・最初のワークショップを終えて、海の見えるバスケットボール公園の日陰でお昼ごはんです。

・食後は、オカリナと幼子用のマラカスで演奏らしきをし、作曲アプリに録音しました。
・練習ののち、「マラカス=メガホン」となり、楽器を使っています。
・オカリナ「キラキラ星」と、「マラカス=メガホン」で「かっ飛ばせー」セッション。
・拍子は「四分の二拍子」と「三三七拍子」。

・少し遊んで、午後のイベント会場へ向かいます。
・イベントの後、『藤田嗣治展』を鑑賞しました。

・全てを終えて、おやつ休憩をしました。
・作りためた「紙ひこうき」を飛ばしました。
・美術館の海側の海面で、魚が跳ねています。素敵な海だね!
・バスケット公園に向かいます。
・記念撮影を生徒がパチリ。
・駐車場にもどり、「家なき子」の続きを聞きながら帰途につきました。

❖今日の課題

3、6年生

・課題に入ります。

・美術館のワークショップの部屋に向かいます。
・受付をすませ、着席します。
・テーブルには「紙粘土の硬い方」と濡れタオル、ビニールシート。

・先生がはいってこられました。
・先生方と、スタッフさんの紹介です。
・広瀬先生の紹介です。
・自慢のグッズの紹介です。
・折り畳み式の白い杖です。
・五つ折みたいのを、パパパーンと取り出します。
・杖をさまざまな物に当てて、音と感触を聞き、感じます。
・もの音、壁が分かります。
・機具をとりだして、素早く用紙に穴をあけます。
・朝ごはんの内容が書かれているとのこと。
・指で読みます。

・これから子どもたちの準備体操です。
アイマスクにティッシュ挟んで、目隠しします。
・「みなさん立ちあがってください。手を上に挙げ振りましょう」
・体育なら見て真似ますが、アイマスクをしているので真似できません。
・目を使わなくなります。
・「手を縦に振りましょう」
・「声をだしましょう」
・席にすわります。

・目隠しして触る、触ってから目隠しするをします。
・カードが二種類配られます。
・モコモコだったり浮き上がっているもの。
・桜の形の葉っぱ?の挟まれたカードとカレンダー。
アイマスクをして触ります。
・小さな動物のフィギアを渡されます。なんだろうね。
・キリン、カエル、象。
・今度は大きい動物です。
・一人ひとり触っていきます。
・目隠しを外します。
・結果のインタビューです。
・「イルカはどうして分かりましたか」「しっぽが違った」
・「普段から触っていたら、もっと分かる」そうです。

・粘土を始めます。
・「みなさんが知っている食べている物を渡します。特徴を感じてください。目隠しして触って、触ったものと同じように作ってください」
・目隠しします。
・「作る間は目隠しして、つらくなければ目隠しを「外していいですよ」というまで外さないでください」
・野菜や果物が配られ、あーだこーだといって選びます。
・ドラゴンフルーツなど難しそうな形態のものは「むり」と別の物を求めます。
・お迎えの子のもの、隣のテーブルのグループのものと交換されます。
・一人の生徒さんは、指のように細長くて、先っぽが三角と花芽のようになっているもの。
・別の生徒さんは、ずんぐりと丸くて卵の形に近く、細い方の楕円の先には三本足のヒトデがペタッと乗っているようなものにしました。
・作品にしていきます。
・普段使う紙粘土より硬いものです。
・粘土をちぎってまず適当な大きさを取り出します。
・一人は、粘土を取り出し、手で長くして、テーブルで転がしてのばしていきました。
・三角のある部分、花芽のような部分はおいておいて、表面のツルツル感をだしています。
・もう一人のおおきな楕円とヒトデの方は、楕円の重さを真似たらいいのか、大きさを真似たらいいのかどっちだろうと。
・さらに、ヒトデの部分が、どうなっているのか、見ていないのでわからない。
・でこぼこしているのも現し難い。
・できたお友達は自由に作ってよいといわれ、にわかに面白い形にしだすお友達。
・まだ作っているお友達を待ちます。
・先生はできたお友達に、「名前を付けてください。自由な名前でいいです」とおっしゃいました。
・「「ブツブツ」とか、物の名でなくていい」
・完成したものを、お隣と交換してお互いに鑑賞します。
・目隠しをとります。
・アスパラと丸茄子に似た、白い茄子でした。

・テーブルでひとり発表をします。
・1のテーブルさん、「でこぼこゴーヤ」。塊を作ってゴーヤを当てたようでそっくりです。
・2のテーブルさん、まだ 決まっていない。
・3のテーブルさん、「変な野菜」。
・4のテーブルさん、「ボコボコくん」
・5のテーブルさん、「ボソボソ ホソボソ(?)」
・6のテーブルさん、考え中。

・先生「このように見る方が早いが、触るとじっくり観察できる利点がある」
・先生「後ろから見る、裏から見る、触ってみるをしてみてください」
・参加者「見ないで触って 楽しかった」「手で考えた」
・先生「うれしい感想」
・参加者「目の見えない人は大変だと思った」「象と思ったら ちがった」「目が見えない人は大変だ」
・先生「13才で病気で見えなくなった。30年以上になる。 慣れたから大変とは思わない。 新しい発見ある」
・それぞれのお話をきけて、なるほどと思いました。


・次のイベントに参加します。
・生誕130年記念 藤田嗣治展 −東と西を結ぶ絵画ーこどものイベント 「教えて、フジタさん。」
・「「教えて」って「何をやねん」とおもうかもしれませんね」
・藤田は親切で、絵に全部かいてある。こと細かいです。
・何枚かの絵を分解したスライドショーがはじまりました。
・「自画像」(1929年)の墨や硯について。ブラウスのボタンホールについて。
・「エレーヌ・フランクの肖像」(1924)の画中画と皿の絵。
・「これはなんだと思いますか」と尋ねられます。
・「貝殻のある静物」(1924年)では、船とか、貝のクリップとか、鉛筆キャップや消しゴム、マッチ、十字架、黒人の絵のある時計の部分を切り取った絵をみます。
・「私の画室」(1938年)の小物たち。
・「婦人像」(1909年)。
・「自画像」(1910年)について聞かれます。
・「藤田は嫌いなものは描かない。全部好きなものです」
・飛び跳ねるネコの絵「猫」(1940年)では、「わ 怖い」と後ずさります。
・「藤田は絵が好きで毎日描いていました。お酒もやりません。タバコは吸いました」
・親しみのある語りで、子どもたちに伝わったみたいでした。
・これからは藤田嗣治の絵を見るたびに、思い出すのかな。
・最後は初級編「カラー印刷の絵の部分」と、上級編「白黒印刷の絵の部分」を渡されて、それをもって展覧会を鑑賞しに入場しました。
・無理して上級編を手にしたお友達は、画面から絵をみつけると、喜んでいました。
・「猫」の絵をみつけると、猫の数を数えました。学芸員さんから「14匹」と伺っていたので、正解すると嬉しかったですね。
・また、面相筆を使っているので、細やかな絵の参考になりますね。

・一日美術館で、作る、見る、を満喫しました。

❖today note

We took a blind workshop at the museum.

They wore each eye masks.
He formed the clay into a little ball and starfish.
She made a slick thin stick.
They were a eggplant and an asparagus.

Intuition class is possible.