子ども美術教室☆here☆

子ども/大人美術教室☆here☆主宰 since1998

子ども/大人美術教室 ☆here☆(nowhere、尼崎市口田中、開明塾内)

生徒募集!毎週火曜日、土曜日13:00〜15:00〜


授業_形式 紙芝居

◆内容 紙芝居_15、オカリナ_6回目、(5年生)
◆道具 筆記用具、スケッチブック(マルマン)、画用紙(ダイソー)、オカリナのキット(美濃粘土)、マスキングテープ(オンリーワン)、ハサミ(各自)、マーカー(COPIC sketch、ほか)、色鉛筆(STAEDTLER
◆科学 絵と音、色と音とを対応させてみる 

◇参考図書

・『きいろいかさ』 (Raindrops Falling On The Yellow Umbrella)リュウ・チェンスウ 作・絵 シン・ドンイル 作曲 メディアリンクス 発行 2010年6月第1刷発行
・『5年生の自由研究』荒井孝 香坂彪 次山信男 西山健太郎 著 あすなろ書房 

◇分かったこと 気づき

・絵本の影響をうけたり友達の影響をうけたりと、よく学んでいると思いました。

❖基本学習

5年生

・カードは「あいうえお順で始まる絵本シリーズ」から離れ、夏休み企画として美術館での音楽会のような絵本を紹介しました。
・『きいろいかさ』(Raindrops Falling On The Yellow Umbrella)。
・本を開いてCDをかけます。ゆっくりとしたはじまりです。

・色とりどりの傘と、シンプルなピアノの調べの絵本です。
・最初のページは、黄色い傘。家の前の道にでます。
・次のページでは、青い傘。黄色い傘は、なにか挨拶しているんでしょうか。「おはよう」。
・つぎのページでは、家が並びだして、黄色い傘と青い傘は、赤い傘に出会います。
・つぎのページでは、緑の傘が仲間に加わって、橋を渡っています。
・つぎのページでは、青い傘が先頭なのかな、紫の傘が加わって、公園の石の道をあるいています。
・それからピンクの傘が加わって、石畳の広場の噴水でまるく別れて合流します。
・そして青紫の傘は、歩道橋を追いかけてきているんでしょうか、先頭にいるんでしょうか。
・しばらく行くと踏切です。オレンジの傘に出会います。
・まるで新幹線のようなかっこいい電車。踏切の音。走る音。
・ビル街にはいって、傘は増えていきます。
・横断報道です。ここでは車が道路の右側を走っています。
・緑のしげった長い道をたくさんの傘が移動しています。
・押し合いへし合いの傘傘傘。
・さすがに傘が増えてびっくりしました。
・正面に白い校舎が現れました。色とりどりの傘たちがみんなで校舎めざして歩いて行きます。
・ざわざわざわ。
・傘たちは傘立てにおさまって、雫が玉になって水たまりとなりました。
・本のおしまいには画家の言葉と作曲家の言葉が載っています。
・今回は作曲家の言葉を紹介します。(参考1)
・13曲+全体をまとめた1曲を、2回り聞きました。

・スケッチブック、色鉛筆、マーカーを使って、絵本の印象から受ける絵、傘の絵を描いてもらいました。
・傘は八角形。円をかいて縦横斜め斜めで八つの角。
・描いては消して、小さくなって。
・傘が離れていると、友達と離れている。
・色とりどりの傘をいくつか書いて、色を塗って、地面のいろを考えます。
・背景である地面は、みどりと薄紫にしました。

・カード二枚目。
・『5年生の自由研究』から、ちょっと前の自由研究お役立ち情報を紹介します。
・「プランクトンの研究」顕微鏡はありますか。
・「植物のけんび鏡観察」
・「結しょうをつくる」
・「てんぷらそばは外国産?」
・「カルタづくり」
・「漢字の大研究」
・「鬼の研究」
・「イヌはワンワンか?」音と表現。
・「グライダー」
・ほかにもヒントがありました。

❖今日の課題

5年生

・つぎは課題です。
・完成した「オカリナ」に紐をつけて、かけてみます。
・吹いてみます。はたして「ド」なのかどうか。涼しくなったら練習しましょう。

・「紙芝居」のお友達は家でフレームの扉の絵を描いてきてくれました。
・表紙をマスキングテープで飾ります。
・周りを罫線のように囲んで、「夢猫病院」とかいて「音子(猫)ちがい」となります。
・フレームのデザインで、これはお芝居であることを確認しました。
・劇場なのでカーテンがあります。
・カーテンができて、そこに「夢猫病院」とタイトルがあります。
・「紙芝居」が完成しました。

・今度は「紙芝居」「友達」さんも、フレームを途中までつくりました。
・開いた扉の内側を飾りたい。
・略図の本を参考に、家と学校を描くことにしました。

・「紙芝居」を動画で発表する練習をしました。
・めくって箱に収めるのに時間がかかりました。

❖today note

They are learning from each other.
From picture books and friends and society.

❖reference

参考1

『きいろいかさ』は文字のない絵本です。文字の代わりに、音楽が絵と重なってお話を聴かせる絵本です。私は絵が与える印象と、絵の中から読みとることが出来るお話を、絵を描いたリュウ・チェスウ先生と分かち合えるように、音楽の中にたっぷりと盛り込もうと考えました。絵本が全部で13の場面から成り立っているように、このCDも全部で13のピアノ曲で成り立っています。流れとしては、最初の曲に収められた「きいろいかさのテーマ」がさまざまに変化しながら、全体を導いて行きます。
「きいろいかさのテーマ」は、最初の2音節がピアノでもっとも単純な3音である「ドミソ」で成り立っているのですが、これが再び8音節の主旋律に発展するのです。2番目の曲からは、この「きいろいかさのテーマ」がまるで細胞分裂するかのように広がりながら自由に展開してゆきます。西洋音楽のもっとも基本的な3音である「ドミソ」から出発して、それから様々な形に発展していくこれら13のピアノ曲は、豊穣な音楽的イメージを醸し出しながら、叙情性の強い絵と融合しつつ新しい形態の芸術についての可能性を示そうとしています。皆さんもそれぞれの曲の中に隠れている「きいろいかさのテーマ」を探しながら聴くとより興味深く音楽を楽しむことができるでしょう。
―作曲家 シン・ドンイル

『きいろいかさ』より