子ども美術教室☆here☆

子ども/大人美術教室☆here☆主宰 since1998

子ども/大人美術教室 ☆here☆(nowhere、尼崎市口田中、開明塾内)

生徒募集!毎週火曜日、土曜日13:00〜15:00〜


授業_形式 紙芝居

◆内容 紙芝居_14、オカリナ_5回目、北欧神話_3回目(2、5年生)
◆道具 筆記用具、クロッキー帳(マルマン)、画用紙(ダイソー)、折紙(ダイソー、他)、模造紙(ダイソーの白と薄緑色)、オカリナのキット(美濃粘土)、マスキングテープ(オンリーワン)、アクリル絵の具(リキテックスチタニウムホワイト、イエローミディアムアゾ、プライマリーイエロー、カドミウムイエローディープヒュー、ライトグリーン/パーマネント)、他)筆(アクリル用丸筆、平筆)、ハサミ(各自)、のり(あるもの)
◆科学 空想

◇参考図書

・『空の飛びかた』ゼバスティアン・メッシェンモーザー 作 関口裕昭 訳 光村教育図書 2009年4月第1刷発行
・『はじめての北欧神話』菱木晃子 文 ナカムラジン 絵 徳間書店 2014年3月初版発行
・『学研の図鑑 動物』編集責任者 金井康彦 学習研究社 昭和58年8月第61刷発行

・ウィキ ユグドラシル
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%82%B0%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%AB

◇分かったこと 気づき

・折紙は「二折」から「ちょうちょ」を、「三角折」から「アサガオ」をつくりました。
・自分で折れる子、折ろうとする子、本が手元になくて難儀している子がいます。
・宇宙樹の木の実に言葉を書こう、過去、現在、未来、自分について書こうでは、トネリコの実の形からゴーヤが浮かぶ、未来とは明日、というような具体的な内容がでてきました。たしかにそれも宇宙の一部ですね。

❖基本学習

2年生 5年生

・2年生と5年生一緒の合同の授業をしました。
・待ち時間の間、今年のテーマ『北欧神話』の「宇宙樹」のイメージを膨らませました。

・カードは「あいうえお順で始まる絵本シリーズ」の続きで「そ」から始まる絵本です。
・ペンギンが空を飛ぶという空想的な絵本『空の飛びかた』を読みました。
・始まりはこうです。

ある日、散歩の途中、わたしは1羽のペンギンにひょこり出くわした。
空から落っこちたんだよ、とやつは言った。
でも、ペンギンが―やつどうみてもペンギンだった―飛べないことぐらい、わたしだって知っていた。

・ペンギンと語り手の男が出会って、ペンギンが空を飛ぶ、までのお話です。
・男はペンギンを飛ばせようとクールに計画と協力をします。
・だんだん研究が進んで、「夢の飛行機の設計図」もでてきます。
・ペンギンの体型図などは、レオナルドダヴィンチの「ウィトルウィウス的人体図」に似せています。
・トレーニングやマシーン、イメージの取捨選択を終えて、新しい実験に取り掛かろうとした時に、ペンギンの群れが頭上を飛んでいきました。
・ペンギンは、えいっ!とジャンプして群れのあとを追っていったのでした。
・鉛筆のスケッチと抑えた彩色で、手に取ってじっくり楽しんだほうがいいかもしれません。
・空想なので、夏休みの宿題の助けになるかもしれません。

・折紙は「二折」から「ちょうちょ」を、「三角折」から「アサガオ」をつくりました。
・蝶の写真をみせると、拡大しています。「小さい蝶で、多分ベニシジミだね」。
・自分で折れる子、折ろうとする子、本が手元になくて難儀している子。
・手本をみて、その通りにやると折れますよ。
・つぎは「アサガオ」です。
朝顔に相性のいい蝶は「カラスアゲハ」「クロアゲハ」「アゲハ蝶」ということですが、折紙の色はそれぞれが選びました。
・「アサガオ」は「三角折」から二つの四角にして、三角形を裏表に四つ作り、端を丸くハサミで切って、全体を二折して花を広げてできあがりです。
・葉っぱは緑の三角折に鉛筆で下書きをして、それを真似てハサミで切り、葉っぱにします。
・テープでクロッキー帳にはりました。

❖今日の課題

2年生 5年生

・課題も同じ時間帯に行いました。
・まずは『はじめての北欧神話』を読みます。
・「1 世界のはじまり」から抜粋。

 ときがたつにつれて、ユミルをかしらとする巨人族は、どんどん、らんぼうになっていきました。
 そこで、オージン、ビーリ、ベーの三人は、ユミルをたおすことにしました。
 ユミルが死ぬと、からだから、おびただしい血がながれて、あたりは大洪水となり、巨人族はひと組の男女をのこして、みな、おぼれ死んでしまいました。
 洪水がおさまると、オージンたちは、ユミルの死体をばらばらにして、世界をつくりました。ユミルの肉で大地を、ながれでた血で海や川を、大きなほねで山や岩を、歯やくだけたほねから石を、かみの毛からは木や草をつくったのです。
 それから、ユミルの頭がいこつを大地の上にかぶせて、空をつくり、のうみそを空になげて、雲をつくりました。
 さらにオージンたちは、南のほうから飛んでくる炎の火花を、空にばらまき、星をつくりました。とくに大きな火花を太陽と月にして、空をまわるようにしたので、ようやく昼と夜のくべつがつくようになりました。(P.10-11)

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 オージン、ビーリ、ベーの三人は、海べで、根っこのついた二本の木を見つけました。一本はトネリコ、もう一本はニレです。
 三人は、二本の木を海べに立て、じぶんたちのすがたににせて、男と女をつくりました。これが、さいしょの人間です。
 この男と女に、オージンはたましいを、ビーリは考える力とうごく力を、ベーはみる力ときく力と話す力を、ふきこみました。
 そして、三人は大地の上に<人間の国>をつくり、人間たちをここに住まわせることにしました。巨人族がたやすく入ってこられないよう、<人間の国>を海でかこみ、岸にそって、ユミルのまつげでさくをめぐらしました。(P.11-12)