子ども美術教室☆here☆

子ども/大人美術教室☆here☆主宰 since1998

子ども/大人美術教室 ☆here☆(nowhere、尼崎市)

5月生徒募集♪ 毎週火曜日、土曜日11:30〜14:30〜(応相談)

授業_形式 水墨画鑑賞と墨絵

◆内容 水墨画鑑賞、墨絵(3、6年生)

◆道具
水墨画:半紙、墨汁、筆(太、中、細)、竹ペン、鉛筆、タオル、筆洗、絵皿、パレット、牛乳パックを三角柱にして切れ込みを入れた筆置き、新聞紙、団扇2本

◆科学 理科(水溶液、筆圧)、美術(滲み、濃淡、構図、段々のある円に描く)

◇参考図書、URL

兵庫県立美術館
http://www.artm.pref.hyogo.jp/index.html
http://www.artm.pref.hyogo.jp/news/index.html#20160324

◇分かったこと 気づき

・「書画カメラ」のスクリーンでご説明されたのでわかりやすかったです。
・沢山の厚手の半紙を用意していただき、のびのびと描くことができました。

・団扇の絵は、白地の紙をすでに竹に貼ったものに描くので、ガタガタします。
・紙は厚手で半紙より墨を吸いません。

・勢いよく描きましたが、竹が邪魔して筆が弾むので、鉛筆で薄い線をいれました。
・キノコの柄の部分は、筆を立てて細い筆先にして描くといいでしょう。
・キノコだけではさみしいので、紅葉を入れましたが、涼感を持たせるため「秋を待つ絵の団扇」でもよかったかもしれません。
・日付を書いて、生徒さんは横書きで名前を入れました。

・6年生さんは紅葉にするまえに、線をひく練習をしていたのかもしれません。
・龍はどっちが目でどっちが鼻か。
・扇のかたどりをした練習用半紙をもらって、失敗をしないようにもう一枚つくりました。
・縦長の登り龍を円形の団扇に描くには、龍を斜めにし余白に富士、龍の風などヒントをいただきました。

◇備考

・講師の先生は『美の巨人』「伊藤若冲」にご出演と伺いました。

❖基本学習

3年生
6年生

・美術館のイベント「水墨画に挑む」に参加してきました。

・駅前に集合して車で出かけました。
・景色の楽しい2号線から43号線にはいるコースをとります。
・「一時間はかかるから何かしよう。スマホに早口言葉を用意したよ」
・「生麦生米生卵」「赤パジャマ青パジャマ黄パジャマ」「隣の客はよく柿食う客だ」「東京特許許可局
・ときどき言いにくいのにあたります。
・「ラバかロバかロバかラバか分からないので ラバとロバを比べたらロバかラバか分からなかった」
・笑いがおこります。
・ツールで雑談です。
・「キッザニア」に出かけてどの仕事が楽しそうだった?
・「4時間並んでハイチュウ作った」
・「キャラメル作りに4時間も並んだ?」
・「ハイチュウはキャラメルじゃない」
・「そー?」
・盛りだくさんで、回り切れないのでしょう。
・美術館に到着です。

・受付をして、会場に入ります。
・シールを渡されました。作品鑑賞のときのグループです。
・私たちはイベントの「イベちゃん」。
・それぞれの席について、並んだ道具をみます。

学芸員さんが挨拶されました。
・特別講師の村田先生、教え子さん、アシスタント、写真を撮る先生、黄色いエプロンのスタッフの方々の紹介です。
・参加者は、小3から中学生までで、水墨画の経験者は数名です。
・先生のご挨拶から説明です。
・「書画カメラ」でスクリーンに映し出して説明されました。
・「墨は滲むと太くなるのを利用する」
・紅葉の描き方 → 筆をおいて抜く、筆は戻ってこようとするのでそれを利用します。
・メダカの描き方。
・金魚、キノコの描き方。
・梅の幹と花、花を増やしていく。
・竹は難しいです。
・鉄斎さんの龍。
・指でぶどう、半紙をちぎって紙縒りにしてぶどうの軸の線。
・お坊さんになる修行をして、一時は宮司にもなり、読書家で、旅行を好み、旅先の絵をたくさん描いている。
・富士山が好きで、なんどか登っている。
・絵に「賛」といわれる文字をいれた。
・主に紙か絹地に描いた。
・鉄斎さんは人気で、いつもなにかにつけ絵の依頼をうけていた。
・瓢箪の中でお昼寝するという絵もある。
・狭いところでゆっくり休みたかったのでしょう。

・描き方と、富岡鉄斎の説明をうけてから、いよいよ絵画の鑑賞です。
・先生本人から絵の説明を受けました。
・「みなさんは「ふじの山」は歌わないですか。これは富士山の絵です」
・富士山はうんと高くて、途中に雲がある。山頂は雲の上にでている。
・富士山は女の神さまで、裾野に神社の鳥居がある。
・別の大きな富士山の絵は、学校の先生に講堂にかざるからと頼まれた絵です。
・瓢箪のなかに仙人がいて、ゆったり寝転んで夢を見ている絵はこれです。
・旅行が好きで、旅をしてロバに乗って移動をしています。
・ロバは馬より小さいけれども賢くて、人の気遣いができて、疲れてるなと感じたらゆっくりと歩いてくれる。
・ロバで旅をしていて、突然山が開け滝があり、そこから霧がサーっと降ってきて、スーっと涼しくなったという絵です。
・昔はエアコンも扇風機もないので、絵を掛けて涼しさを感じていたのでしょう。
・別の富士山の山頂の絵です。
・富士山に登れなくなったら、友人が山頂の水をくんできてくれて、その水をつかって山頂の絵を描いた。
・ほかに3枚くらい見ました。
・自由時間にはビデオコーナーに行きました。
・見終わってイベント会場に戻ります。

❖今日の課題

3年生
6年生

・1時間食事休憩でした。
・いい天気だったので隣接の公園でお弁当を食べました。
・楽しいお弁当タイム、ヴァインを撮りました。
・おかずの交換、「おひとついかが?」「いえ結構です」
・「こちらはいかが?」、交換成立。
・クスクス笑います。
・食後に空気の抜けたボールで「バスケット」をしました。
・「こんなんバスケちゃう」
・下から掬い上げるようにゴールに入れると、へこんだボールがネットに入りました。
・時間を見て会場に戻ります。

・さっそく「水墨画を描こう」の課題にはいりました。
・テキストは、先生のもみじ、鉄斎の絵のコピーが何枚かあります。
・絵皿に墨をもらいました。
・最初は紅葉の練習です。
・墨をつけ、筆を下してさっと引きます。
・中心から五枚線を引いていきます。
・最後に細い軸を描きます。

・6年生さん、まずは横に並べていました。
・なぜ5枚葉の紅葉にしないのかな。
・線をひく練習をしていたのかもしれない。

・生徒さんにまかせて、他の絵を見に行きました。
・生徒さんにはスタッフが隣に座って一緒に絵をかいてくれました。
・感じのいい白描の絵をかいている少年に「うまいね、何年生?」と尋ねると「4年生」と返ってきました。
・まわりは、顔彩も取り入れ始めました。
・24色で、金銀のもありました。
・雪避けのついたボタンの花、富士山、色々な角度の龍を描いていました。
・赤々とした富士山を描いている子もいました。

・先生は鉄斎風に描いておられて、お手本を描いてくれました。
・特徴は
  1薄く描いて、濃い色(墨)を乗せる。
  2指でぶどう。紙縒りも筆になる。
  3筆に筆。微妙な加減が楽しめる。

・半紙を使って、練習をたくさんさせてもらいました。
・厚手の紙だったので、本番の練習になったと思います。

・3年生さんはキノコを練習しました。
・最初は傘の練習で、紙にあなをあけていました。
・先生にお手本を描いていただきました。
・キノコの傘は筆に墨を付けて自由な方向にグルグル当て、広がった筆先でキノコの柄をかきました。
・その柄の楕円がボテっとするので、もっと筆を立てて細くするよう言います。
・いよいよ本番。団扇にキノコを描きます。
・注意点は、団扇には竹が入っているのでガタガタすること。
・紙は半紙より墨を吸いません。
・勢いよく描きましたが、竹が邪魔して筆が弾んでいます。
・鉛筆で薄い線をいれて、「ここにキノコいれようか」とアドバイス
・その中めざして、傘と柄をいれていきました。
・キノコだけではさみしいので、紅葉を入れました。
・「団扇って何時つかうのかな」「暑いとき」「紅葉は」「秋」
・急きょ緑をいれて「緑のもみじ」を描きました。
・別に「秋を待つ絵の団扇」でもよかったかも。
・ドライヤーでかわかしました。
・「平成28年㋃30日 於兵庫県美 仿鉄斎(名前)」と書きいれます。
・途中まで縦書きで書いあげます。
・生徒さん横書きで名前を入れています。なんでやねん。
・いいのができましたね。
・講師の先生に褒めてもらって感激です。
・「美術館」の落款風ハンコを印刷したものを二枚団扇に貼ってもらいました。

・6年生さんは、龍を描く練習をしています。
・龍の大きな目と鼻はどっちがどっちか。
・扇の輪郭のかたどりをした半紙に練習をします。
・失敗をしないように、練習用のかたどりをもう一枚つくりました。
・そこで問題にぶつかります。
・手本の鉄斎さんの龍は縦長の登り龍、団扇はほぼ円形。どうやって描いたらいいのかわかりません。
・講師の先生に質問します。
・「龍は登り龍ですが、横にしたらおかしいですか?」
・それではと、龍を斜めにして余白に富士山、さらに龍の登る風の線を描いてくれました。
・いいお手本ができましたね!
・さっそくまねをして、丁寧に練習です。
・そして本番。
・一所懸命に描いてくれました。
・次は文字。
・団扇の文字は骨に対して、垂直なのか放射状なのか気になります。
・講師の先生に尋ねると、「垂直でいいが、骨に沿った放射状の文字もある」とのことでした。
・日付と名前をいれました。
・ドライヤーをかけ、落款の用紙を糊付けして完成です。
・いいお土産ができましたね!

・あとかたつけは、スタッフさんがやってくださいました。
・ありがとうございました。

・描き終わって、すべて終了しました。
・車で帰途につきます。
・車内ではおやつタイムです。
・「しりとり」をして、左折地点を通過してしまいました。
・少し遅刻して、無事到着しました。
・一日楽しかったですね!

❖today note

We took part in the museum's workshop.
The title was "Let's challenge the ink painting".

Tomioka Tessai(1837-1924) exhibition.
He is Bunjinga tradition artist from Edo to Taishō.