子ども美術教室☆here☆

子ども/大人美術教室☆here☆主宰 since1998

子ども/大人美術教室 ☆here☆(nowhere、尼崎市)

子ども美術教室 毎週土曜日10:30〜・15:00〜、大人美術教室 水木曜日

授業_形式 動物の写生

◆内容 動物園へ干支になる動物を描きに行こう(5年生)

◆道具
・課題:筆記用具、四つ切画用紙、水彩絵の具セット

◆科学 理科、美術(生物の観察、構図)

◇参考図書、URL

・神戸市立王子動物公園
http://www.kobe-ojizoo.jp/

・『花子からのおはなしのおくりもの』UNIVERSAL MUSIC 朗読 村岡花子

◇分かったこと 気づき

・動物園で来年の干支を写生する計画をたてていました。
・イノシシはいませんでした。
・フラミンゴは「どれがきれい?」聞くと、白と黒のものを選んでいました。

・結局ゾウを写生しました。
・最初描いたスケッチは続けることが難しい構図でした。
・二番目は画面の中心をずらして、大きく横向きで、周りの空白に黄緑色の柵を描きました。
・構図としては固くまとまっていました。
・画面下に緑と茶色の横線があり、柵だということでした。
・植物と思い話がずれていました。
・ゾウのよこにある空色も見て、空を描くことができました。
・牙は左が欠けているとか、耳が小さいので大きくするとか、最後の直しをいれてゾウの絵を完成させました。

◇備考

・このブログは、生徒さんが学んだことを後で振り返ることが出来るために、記しています。
・このブログは、「興味はあるが参加できない方」にも届くように、記しています。
・このブログは、美術を通して個々人から普遍性を獲得できるように、記しています。

❖基本学習

5年生

・今回は動物園で写生する計画をたてていました。
・干支のイノシシを描きたかったのですが、ニュースで聞くものの園にはいないと。
・お天気は最高で、出発地点までお迎えしました。
・高速道路を使わない下道でいくので、地図を作成しました。
・車中では、村岡花子の朗読CDをかけました。
・『花子からのおはなしのおくりもの』
 1フランダースの犬
 2小公子物語
 3利口な小兎
 4桜井の駅
 5たけくらべ
 6家なき児
 7(アラビアン・ナイト)アリババ物語
 8つくしんぼの旅
 9森の兎

・古めかしい語り口の朗読がスピーカーからながれてきます。
フランダースの犬がハッピーエンドになって、ホッとしました。
・眠っていましたね。
・地図には一通や踏切がのっていないので、生活道路にでてしまいました。
・一直線を信じて進むと、神戸市立動物園、王子公園に到着しました。
・駐車場は満杯で、札幌から愛媛まで、ずいぶん遠くのナンバープレートが並んでいます。
・土俵やらグランドやらがある奥の大きな駐車場にとめます。
・「マラソンかなあ」いやちがうでしょう。

・それで動物園の正門へ。
・中に入って画板を見て、描いてはいけないエリアのチラシを渡されます。
・「どこでも描いちゃう人がいるのかね」
・案内図や餌やりタイム表をもらっていざ出発。
・まずはお昼の食事時間なので広げられる場所を探します。
・道中、ひとつづつ見ていきます。
・フラミンゴが相変わらず美しい色あい。
・多くは首をたれて一本足で立っていた。
・あとで餌やりの時間に見に行くと、翼を大きく広げて、ピンクと黒のコントラストをくっきりと見せてくれていました。
・「どれがきれい?」聞くと、白と黒の、多分若いのを選んでいた。

・次に混んでいるパンダ舎にむかって、遠巻きに食事中のパンダ、タンタンをみました。
・その後坂をのぼっていきます。
・「イノシシいないって、こまったな。何を描きたい? 先生はアシカがいいな」
・アシカのプールがあったので、様子をみに行きます。
・水中にはおらず、二階に上ると、四頭ほどがごろんと身体を横たえて、日向ぼっこしていました。
・巨大というわけでもなく、しかも短い毛が生えている!
・寝ているアシカの前には、感じのいいベンチがあって、そこに腰かけてお弁当をひろげました。
・食事しながら、園を一周すること、何を描くのかを決めます。
・「ぼくはクマが描きたい」
・それでクマのことをいろいろ想像して話しました。
・広い広い山の中で、どこに食べ物があり、どこに水場があり、いつどこで冬眠するかを知っているクマさん。
・食後さっそく熊舎を見に行くことにしました。
・「やっぱり前より広くなっている」
・「おおきな熊さん」
・エゾヒグマ、ヒグマはやはりおおきい。
・窓から覗いても画板を抱えるほどのスペース確保はちょっとむつかしい。

・次に前後しましたが「動物とこどもの国」に行きました。
・入るとすぐにコアラ舎とか、リスと小鳥の森とかがあります。
・ウサギやハムスターのふれあい広場は長蛇の列。
・「小一時間かかるわね」
・「やめとく」
・白茶色の、顔の黒いハムハムと口を左右に動かしている羊をさわらせてもらいました。
蒸気機関車のD51前で写真をとります。

・次にホッキョクグマ舎。
・おおきな敷地の高い位置から長く伸びたノズル、そこから綿のような雪がふっていました。
・もう一度熊舎へ。
・餌の時間のつもりがまちがえて、裏側にまわりました。
・おいしそうなリンゴやニンジン。
・以前の檻に入るの可能とあります。
・複雑な気持ちになりますね。

・またもや戻ってフラミンゴの餌の時間。
青いバケツに首をのばして、感情を表しているように見えました。

・次に爬虫類コーナーにもよります。
・夜行性とか、熱帯性とかのものワニ、亀、コウモリとか、あったかい部屋にはナマケモノとか。

・坂を上って、キリン、シマウマ、カンガルー、ダチョウ、エミューかな。
・人間の赤ちゃんが泣いています。

・カバをみたあと、「たしか動物科学資料館のちかくに、滑り台があったような。。」
・旧ハンター住宅前では、イーゼルを並べる人たち。
・私たちの画板をみて、「おや」と一瞬で打ち解けます。
・「干支を描きに来ました。イノシシがいないので、熊とか虎にしようかと話しています」
・「虎 いたっけ?」
・ステキなライトグリーンの壁の住宅の絵。
・庭園を出てると遊園地が広がっています。
・あきらかにそわそわしているね。
・「昔ね、ジェットコースターにのっても、観覧車に乗っても、コーヒーカップに乗っても、ぜんぜん楽しくなかったよ」
・「うそだ!」
・するとひょっこり、長めの滑り台が現れました。ありがたい。
・しばらく滑り台で滑った後、遊園地を通り過ぎて象の場所にでました。
・ようやくスケッチが出来そう。

❖今日の課題

5年生

・つづいて課題です。
・ひょっこり現れた滑り台に救われて、しばらく遊んだ後スケッチです。
・大きな象舎。
・象の「みどり」が見える大きな植木の石積みの上。
・ベンチに荷物を置いて石積みにシートをしいて画板を出して早速スケッチ。
・四つ切と絵具セット。
・ペットボトルの水を筆洗に。
・目の前には人が来たりこなかったり。
・日本語だったり外国語だったり。
・最初描いた絵が、横画面、長い鼻と身体が正面に鎮座、画面は二つに分断されている。
・強い線で、余白が多すぎる。
・空間を持て余すかんじになる。
・かといって植物に対する感性はまだ育っていない。
・これで空だらけにするのか、檻を強調するのか、見物人を描くのか。
・「あのね もう少し考えてみよう」
・鉛筆の線を消すにも溝が深く紙を傷つけている。
・そしてゾウは動く。
・線は消えない。
・みんながゾウに寄っていって、とうとう見えなくなった。
・「近くに見に行く」と言って人込みに消えていきました。

・それでゾウの宿舎にまわると、三頭分の食事がならんでいた。
・クマの食事に似て、そこに草のブロックが加わる。
・大きさにうたれながら別の場所へ。
・人々が口々に「ジャガーは上の方に決まってる」と。
・確かに真っ黒なジャガーが丸太の骨格でスックっと首をたてて木の上にいた。
・ライオンは高い位置で遠くを眺望。
・虎はいないようだった。
・オウムにインコにカモメと小鳥たちの小屋。
・黄色い細い王冠をのせたオウムがこちらを見つめている。
・どんな暮らしでも、美しさをキープしているのはすごい。

・グルリとまわってゾウのもとへ。
・すてきな丸テーブルをみつけて、生徒さんはスケッチをつづけている。
・「いい場所みつけたね」
・「うん。ほら角があるよ」 
・「牙だね。ほんとだオスだ」
・荷物をまとめてテーブルに移動。
・並んでスケッチ。
・小さい子は必ず興味をもってくれた。
・オスの名前は「マック」。
・「スイスから来たんだって」
・今度は、画面の中心をずらして、大きく横向きに描いている。
・しかし周りがおおきく空白だ。
・「なにか かいたら?なんでもいいよ」
・「いいこと考えた!」
・黄緑色で柵を描きはじめた。
・「構図としてはピッタリだね」
・画面下に緑と茶色の横線をいれている。
・「植物しっかりと見ておいでよ」
・植込みの植物を描いているのではなく、これも柵であった。
・それで話がずれるのだ。
・「なるほど。でもここからみてごいらん。地面と植込みがみえないか」
・空も確認する。
・「象のよこにも空があるね」
・「ほんとだ!」
・柵と空を書き足した。
・牙は左が欠けているとか、耳が小さいので大きくするとか、最後の直しをいれてゾウの絵を完成させました。

・こちらも一緒に完成。
・日付を入れました。
・あとはお片付けをして、水をペットボトルへ。
・秋の夕暮れは早いので、テキパキします。
・用事をすませて、車に戻り、駐車場を出て、帰途につきます。

・道路沿いには横尾忠則美術館。
・「どんなひと?」
・「「Y字路」の絵を描く画家だよ。若い頃はデザイナーで、そのあと画家になった。人生の岐路があるでしょ。あなたの目の前に二つの道がある。さてあなたならどちらの道に進みますか、っていうような絵。昔のポスターはサイケデリックな感じの、紅白の垂れ幕をギャザーにしたら中からエネルギーがほとばしり出るような、原色のポスターが多いかしら」
・「へー」
・帰り道も「花子からおはなしのおくりもの」をかけて、おやつを食べて、のんびりと戻ってきました。

❖today note

We went to the Oji Zoo last Saturday.
We wished to paint the boar of Chinese astrology.
But, there was not the boars in the zoo.
"Oh my gosh."

Then, we looked around some animals.
And we painted the elephant, Mac and Midori.
Their swinging noses were the weight and cleverness.
We finished each the pictures of elephant.