子ども美術教室☆here☆

子ども/大人美術教室☆here☆主宰 since1998

平面絵画

授業_形式 紙芝居

◆内容 紙芝居_10(2、5年生)
◆道具 筆記用具、クロッキー帳(マルマン)、画用紙(ダイソー)、木製人体模型(あるもの)、折紙(ダイソー、他)、紙コップ(あるもの)、ゴム印(ミニ文字スタンプセット)、バット(オンリーワン)、色画用紙(オキナ)、マスキングテープ(オンリーワン)、水彩色鉛筆(STAEDTLER KARAT)、筆(持参)、おはじき(あるもの)、オカリナのキット(美濃粘土)、アクリル絵の具(チタニウムホワイト)、カッターナイフ(あるもの)
◆科学 コピー用紙を貼る、ページの順番、彩色

◇参考図書

・『たいせつな うちわ』ブイ・ドク・リエン 脚本・絵 童心社 2008年1月第1刷発行
・『おかあさんとあそべる3・4才の おりがみ』高木智 著 高橋書店 1998年9月発行
・『多摩動物公園 動物カード 64枚』東京動物園協会

◇分かったこと 気づき

・「うちわ」とものを交換するにあたって、大切なものは何か、気になりました。
・自主的に「三角折」「タコ型折」「二つ折り」「座布団折」をつくりたいと言ってくれました。
・手先が器用で、発見があるようです。そこを記憶して繋げていけたらいいと思います。
・木製の人形は、イメージを換気するゆです。
・オカリナは平面ではないので下絵が描きにくいことがわかりました。
・だんだん絵ができてくると背景の白が気になってきました。

❖基本学習

2年生

・カードは『たいせつな うちわ』を読みました。
・ブイ・ドク・リエンの紹介がのっていました。(参照)
・ストーリー(ベトナムの詩より)のあらすじを抜粋しながら紹介します。

ベトナムの ある むらに、ひとりの おとこのこが いました。「あついなあ。おかあさんが、びんろうじゅ(檳榔樹)の きの かわで、うちわを つくってくれたんだ。すずしい かぜが くる、いいうちわだよ。」すると、むこうから むらいちばんの かねもちが やってきました。「あつい あつい。うちわが ほしいなあ。おいおい、その うちわを くれないか。」「これは、おかあさんが つくってくれた たいせつな うちわだから、だめだよ。」

・男の子が断ると、牛と水牛ととりかえてくれ、獲りたての魚と取り替えてくれ、と言います。男の子は断りました。
・金持ちは「ベッドや タンスが できる、いかだに いっぱいの ざいもくでは、どうだ?おまえの うちには、ベッドも タンスも ないだろう?」
・こんどはどうかな。男の子は「いやいや やっぱりいやだよ。」と言いました。
・「おかねもちは しばらく かんがえて、「そうだ こどもは なんといっても、おもちゃが ほしいものだ。くるくる まわる、きれいな とりの おもちゃだよ。さあ、これなら ほしいだろう?」」といいました。
・男の子は、絶対嫌だね、と後ろを向いてしまいます。
・「あきれかえった おかねもちは (なんという やつだ)と、おもいました。そして、たきたての あかごはんを もってきました。「さあ、これなら どうだ。」
・おとこのこは、どうするでしょう。(間)おとこのこは、「それなら、いいよ。」と、にっこりしました。
「おいしい ごはんは、ぼくを げんきに するよ。ぼくが げんきに なると、おかあさんは よろこぶんだ。」おとこのこは、うちわと とりかえました。」
・「ベトナムの「赤ごはん」は、もち米のおこわで、「ガック」という植物の実の種と、ネトネトする果肉を混ぜて炊きあげ、作られています。」と「赤ごはん」の紹介。
・絵が綺麗で愉快で見入って、うちわをどうするんだろうと気になります。
・「赤ごはん」と「うちわ」を取り替えたので、びっくりします。
・牛や水牛や魚や材木や玩具より、なぜ「赤ごはん」がいいのでしょう。

・糸電話と動物カードで電話ごっこをします。
・「もしもし、何とかさんですか」の「何とかさん」に誰が入るかが大事。
・「動物カード」の動物では、早い段階で全部違うと言われました。
・「パオンマル」とか「UFOマル」とか「バイソン・キングバディ」がいいのですね。

・折紙をしました。
・自分で「三角折」「タコ型折」「二つ折り」「座布団折」をやりたいと言ってくれました。 
・さらに、一枚の折り紙で三角折を五回折ると、いくつの三角ができるか試しました。
・三角形に番号をいれていきます。
・小さい三角形が32個できました。
・二折でも試して、四回折ると、小さい四角が16個できました。
・キラキラ折り紙で、座布団折から飛行機をつくりました。
・なんといっても飛行機はメタリック。

5年生

・待ち時間に「木製人形」におはじきを乗せてバランスを見たり、物を乗せたりしています。
・人形に対する負荷が菊畑茂久馬の「奴隷系図」を連想させるのでスマホで紹介します。
・「五円玉で出来ているよ」「なにそれ」。
・カードは紙芝居の『たいせつな うちわ』。
・男の子の髪型が珍しい。
・色彩はお休みです。

・折紙は、父の日のカードをつくりました。
・ハートを三角折と二つ折りから二種類作りました。
・台紙は、色画用紙から好きな色を選びます。
・マスキングテープで飾りをリッチにしています。

❖今日の課題

2年生

・課題にはいります。
・紙芝居の裏側を完成させます。
・文字をハンコで押します。
・ハンコを使うのはいいのだけれど、小さい文字が木のマッチのよう。
・バットに取り出してばらばらにして、左右に振って波の音にしています。ざぶん。
・文字はバラバラなので探すのがたいへん。
・「あ」のつぎに「い」がでてくるまで時間がかかります。
・最初から「あ行」「か行」「さ行」「な行」でわけていけば楽です。
・では手書きにしましょう。
・「たいむましん」「ろぼっと」「あんきぱん」
・文字ができました。
・次に表の絵のコピーをとって、ハサミで切ります。
・それを水で薄めた糊で、絵にはっていきます。
・文字とコピーが貼れて完成です。

・完成した紙芝居をスマホのカメラの前で実演してみました。
・動画です。
・再生してみます。笑いすぎて失敗。
・二回目は緊張して紙芝居が落ちてくる。
・次回を本番にしましょう!

5年生

・課題にはいります。

・紙芝居が完成したお友達は、オカリナを作ります。
・陶器のオカリナに下絵を描きます。
・イルカの絵を描くことにしました。
・オカリナは平面ではないので下絵が描きにくい。
・トレーシングペーパーをつかってもいいですね。
・色はキットに入っている特製の絵の具で色を使います。
・まずは背景。
・グラデーションは、ぼかし網を使ったブラッシングか、霧吹き、スプレーかエアスプレー、専用メディ有無を使った方法など。
・絵の具を薄めて徐々に濃くすることにしました。
・口元の青をのぞいて、アクリル絵の具の白で下地を塗っていきます。
・筆が水彩用で絵の具の抵抗に耐えられず毛が抜けます。
・ニードルの先で外しながら彩色。

・紙芝居は裏側を完成させます。
・表の絵をコピーして、用紙の余分なところをカッターで切り取ります。
・容器に糊と水を適量入れてなめらかにします。
・コピーの裏に糊を四辺と真ん中に×状につけて、画用紙にシワにならないように貼り伸ばします。
・これで紙芝居は完成です。

・おはじきをしておしまいにしました。

・一方、「夢音子病院」は、三毛猫のイラストを出してきれいにぬっていきます。
・色を間違えて、修正すると画用紙がめくれてきます。
・そこから離れて次に進みます。だんだん三毛猫らしく、良くなってきます。
・背景の色が白色に見てきてます。
・今から背景にも色をつけたい。!

・キリの良いところで終了、カード制作の続きをします。
・お父さんへ、おじいちゃんへ、と丁寧につくりました。
・いいカードができましたね!

❖today note

The back page of a picture-story show.
They pasted some copy on drawing papers.
And next subject is the ocarina.

❖reference

・執筆者ブイ・ドク・リエンの紹介。(参照)

1945年、ベトナムの北部に生まれる。美術学校卒業の1965年に解放軍の兵士として南に向かい、11年間ベトナムの独立と自由のために戦う。1975年4月30日、ベトナム解放の後、ベトナム最大の児童書出版キムドン社に画家として入社。1991年にユネスコアジア文化センターがハノイで開催した講座で初めて紙芝居に出会い、その後、紙芝居の制作に情熱を燃やす。ベトナムの紙芝居を率いる中心的存在。紙芝居に『象牙の櫛』『三人の息子』など多数。この作品は、ベトナム全土にひろく普及されている。