子ども美術教室☆here☆

子ども/大人美術教室☆here☆主宰 since1998

立体工作

授業_形式 彫刻

◆内容 粘土工作(1、4年生)
◆道具 筆記用具、ハサミ(各自)、クロッキー帳(マルマン)、紙粘土(ダイソー(赤、黄色、黒)と重い方)、フワフワムースのかみねんど おべんとうセット(クツワ株式会社)、麻紐(あるもの)、爪楊枝(いただきもの)、工作ボンド(ダイソー)、粘土彫塑べら(ステンレス)、針金(ダイソー)、貝殻(海から)、芯材(各自)
◆科学 残像効果、紙粘土と芯材

◇参考図書

・『くもんの名画カード 海外編1』木村重信 監修 くもん出版 2002年12月初版第5刷発行
・『こんにちは あかぎつね!』エリック・カール さく さのようこ やく 偕成社 2007年3月13刷
・『くま!くま!くまだらけ』ルース・クラウス 作 モーリス・センダック 絵 石津ちひろ 訳 徳間書店 2014年4月初版発行
・『紙でつくる・ねんどでつくる どうぶつ ねんど』黒川幹雄 作 ポプラ社 1999年4月第1刷

・残像効果
ウィキペディアより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AE%8B%E5%83%8F%E5%8A%B9%E6%9E%9C

◇分かったこと 気づき

・残像効果を確かめるには、時間が必要です。
・目の成長や個人差について考えさせられました。

❖基本学習

1年生

・カードでの学習は、くもんの名画カード海外編1の16-31を、カルタ式でとっていきました。
・カンスタブル「乾草車」はよくわかりましたね。
・ビンガム「ミズーリ川を下る毛皮商人」とモネ「印象-日の出」を間違えただけで、よく聞いて、よく見て、絵を探してくれました。
・同じカードで、「おババ抜き」をしたいとリクエストです。「お」はいりません。
シャルダン「食前の祈り」がババになりました。
・裏返してババのカードをだしても、避けるようになりました。
・カード二つ目「あいうえお順で始まる絵本を読もう」は、「こ」からはじまる絵本を読みました。
・『こんにちは あかぎつね!』。『はらぺこあおむし』の作者の絵本です。
・絵本の最後の説明には、赤いハートを見つめた目のセンサーは疲れすぎて、休んでいた青と緑のセンサーからの反応とあります。
・しかしハードルが高かったようです。理解できません。
・1ページ目の、赤いハートのなかにある黒い点を十秒見つめる。そのまま左の白いページの黒い点を見つめる。残像が現れるかどうか。
・赤いハートの黒い点をじっと見ることが難しい、左のページや、下にいってしまいます。
・一方向をジッと見つめるというのは、訓練がいるのではないか。
・すすめて、小さいカエルの誕生日で母カエルと子カエルの会話です。
・「「もうすぐ ぼうやの おたんじょうびね。」かあさんがえるが いいました。「パーティーを しましょう、おたんじょうパーティーをね。パーティーには だれを よびたい?」ちいさいかえるは いいました。「ぼくねえ、あかぎつねと、むらさきいろのちょうちょと、オレンジのねこと みどりのへびと、きいろいとりと、あおいさかなと、それから くろいぶちのある しろいいぬを よびたいの。」
・それぞれの生き物が反対の色でやってきます。その都度の会話。
「こんにちは、あかぎつね。きょうは きてくれて ありがとう。ちいさいかえるがいいました。
「おまねき、どうもありがとう。」あかぎつねが いいました。
「でも、このきつねは あかくないわ、みどりいろじゃない。」と かあさんがえるは いいました。
「おかあさんったら。もっともっと みなきゃ。」ちいさいかえるが いいました。
かあさんがえるは もっともっと きつねをみました。」
・左のページにある白い紙に印刷された緑の狐を十秒見つめ、右のページの黒い点をしばらく見つめると、赤い狐が浮かび上がるということです。
・しかし無理だったので、最初のページの補色が並んだ色相環を見てもらいました。
・色の違いはしっかりと言えました。
・重い紙粘土にしたので、折紙と電話ごっこはお休みです。

4年生

・「待ち時間、『トリックアート工作』の貝殻で「でこぼこ反転写真」を作っておいてくださいね」
・カードはカルタ式で名画カード海外編1の16-31をとっていきました。
・絵のタイトル、画家の名前、絵画の構図や色彩や、描かれているもののヒントで当てていきます。
・二番目のカードは絵本です。『こんにちは あかぎつね!』
・4年生は流石に見る力が出来ています。全部を楽しんでくれました。
・作者はゲーテの色彩論などを採用しているので、最初のページを紹介します。
「二百年ほど前のある晩のこと、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテは、食事をするために、宿屋に立ちよりました。彼はいすに座って、テーブルの横で注文をとるウェイトレスをじっと見つめました。彼女の真っ赤な洋服は、後ろの白い壁にくっきりと映えていました。ウェイトレスがいってしまっても、ゲーテは、壁の同じところを見続けていました。」
・ここで「いいから 先に」と、催促です。あらら。
・最初の赤いハートを十秒見つめるところから。つぎに隣の白いページを見つめます。
・バッチリ「見えた!」と返ってきました。
・その後もことごとく、青い猫の時には、オレンジなら黄色と赤に見えたと分解や見え方の揺らぎまで語ります。
・あるいは黄色いちょうちょが見えないと。黄色と白は同じように明度が高く照り返すので見えづらいのかもしれません。
・猫は好きだから見えると。主観で変化?
・黒に白い斑のある犬の色は、反対に見えたと感動。
・緑の花と赤い葉は見えない。
・最後のの緑の子カエルはまちまちでした。
・おわりのページは、カエルの招待客がそろって、お友達になりそうもないものもいるけれども、これは「色と目と脳」の面白い関係を強調し本なのですからと。
・絵本と色彩の勉強で一石二鳥。

❖今日の課題

1年生

・粘土にすすみました。
・今日は今までのふわっと軽い紙粘土ではなく、ちょっと重い紙粘土。
・これで「ドラえもん」を作りましょう。
・新しい粘土は、冷たくて重い。触ろうとしません。ええ、そうなの?
・仕方ないので『紙でつくる・ねんどでつくる どうぶつ ねんど』を見て「ドラえもんはこのなかで、どれに似てるかな?」 と質問します。
・作り方は、持参の芯材のプラスチックに麻の紐を巻いて作りましょう。
・前に使った軽い粘土を型に入れて作りたい。遊びたい。
・前の粘土を渡して、芯材作りを実演します。
・プラスチックの入れ物をぐるぐると巻いていきます。
・途中で、粘土ひとつ分で被えないと思い、乳酸菌飲料の入れ物に変更しました。
・顔の部分を固定するため、針金(ソフト)の太いものを用意して上下を丸め、ヤクルトケースの中に入れて、頭の位置を固定させます。
・ちいさいヤクルトをまいて、キッチリやりたいんですね。
・しっかり巻いて段差はこちらでカバーします。最後は縛って留めます。

・コンパスも使いたくなりました。中のクロッキー帳に円を書いて、大きな円の中に小さな円を入れています。

・苦手粘土をこねてあげて伸ばして、へらで長方形にきってくださいというと、切ってくれました。
・それを芯材にまいて、胴体をつくります。
・頭部は粘土をくるくる丸めて、胴にのせます。ちょっと大きさが合わない。
・やり直します。そういうのをみて、だんだん苦手ではなくなったみたいですね。
・頭部を固定して、鈴をつけます。そのまえに鈴の紐。
・鈴はビー玉くらいの球を作って、モデルのドラえもんの鈴から直に型をとっています。
・不思議なやり方だね。鋳型かな。
・出来ないので、もう一度丸くして、ヘラで線を入れ、Tにします。鈴の穴がないといいます。
・何度かやり直してで鈴の完成。
・そして、手脚、顔を描いていきます。
・目、口。ヘラで強く線を引くとめくれて来ます。やり直し。ヒゲ、目の真ん中、鼻の下。
・胴体。体には毛のライン、ポケットが必要です。
・お腹の円をヘラで書くと、深くてめくれてきます。やり直し。
・水を使うと滑らかになります。
・粘土を水にいれて溶けるのが不思議。ナフキンを水にいれて遊びたい。
・いよいよポケット。半円のポケットをつくって、お腹に貼りました。

・残り時間は、お弁当の型のウインナーを赤い粘土で作ります。
・緑の作り方は?混色の方法が書かれた粘土のケースをちょうだい。
・面倒で黄色いアスパラとなりました。白だったらよかったのに。
・あとかた付け。
・粘土板を洗ってくれました。初めてのお手伝いのようでした。
・色つけと、ニスはまた次回に。
・さいご次のお友達とのカルタ遊びは「乗り物のカルタ」をしました。

4年生

・つぎは課題です。
・ひとりはクマの縫いぐるみをつくるので、センダックの『くま!くま!くまだらけ』を見ます。
・『紙でつくる・ねんどでつくる どうぶつ ねんど』を見ます。
・紙粘土で作るハウツーもの。かんたん、ふつう、ちょっと難しい、6年生でも難しい、の四段階。
・作りたいものに似ている形を選んで参考にします。 
・哺乳類同士は仲間だから作りやすいですね。ちょっと変えるだけでうまくいきますよ。
・「哺乳類って何?」「習った。」「まだ。」
・「なんで芯材を使うの?たくさん粘土使うから?」
・「それもあるけど、乾燥の時間の違い。表面は早く乾いて中心は遅い。ひび割れを起こすんだ」 
・哺乳類はミルクを飲む。魚は赤ちゃんか卵か。
・「鶏は赤ちゃんか卵か」「赤ちゃん」「ハムエッグを作るときには?」「卵だ」
・前回の黒猫には、しっぽをつけて完成です。

・次は白い紙粘土で猫を作ります。
・以前に作った熊谷守一の風な猫をみせて、寝そべっているならばこんな感じ、と。
・胴体と頭を作ります。
・頭を体に乗せているだけなので、繋ぎの爪楊枝を二本いれます。
・手にも足にもつなぎをいれて、水でつなぎ目をなめらかにします。
・猫には肉球、でも小さい猫なので諦めます。
・後ろあしは、餃子の皮風に球を伸ばして、ヘラで形にして、胴体に水でペタリと貼ります。薄ければ水だけでもよし。
・耳を作ります。耳の形や向きがわからない。
・自分の耳はどこを向いていますか。
・三角にして前の音が集まるようにします。
・ほんとだ猫になってきた。
・前脚は?粘土を包んで、手を合わせて、蛇さんにする。
・適当な太さで半分にして前脚の位置につけます。
・「猫みたい!」
・あまりに滑らかにニュルニュルしたら形が消えてきた。ヘラの先で線を引きます。

・クマの縫いぐるみを作ります。
・やはり胴体と頭を作ります。繋ぎの爪楊枝が二本入っています。
・頭に丸い耳をつけます。芯は入れたのかな?
・脚をつけます。芯がはいっています。
・ただ滑らかにするのがいやみたい。とれちゃいますよ。
・顔の鼻の部分の膨らみを作って貼り付けます。
・目にはボンドが必要と思うけれど?
・腕を作って胴体につけます。手が合わさると上品に見えますね。
・縫いぐるみらしくなってきました。粘土だけどね。
・こちらも次回、着色とニス塗りをしましょう。

❖today note

"Hello, Red Fox" is picture book for spectrum.
They had interest about effect.
Another young is no interesting.
Afterimage.