子ども美術教室☆here☆

子ども/大人美術教室☆here☆主宰 since1998

立体工作

授業_形式 トリック・アート(錯視・からくりを利用して)

◆内容 「パタパタボックスパズル」を作ろう_5回目(1、4年生)
◆道具 筆記用具、スケッチブック・クロッキー帳(マルマン)、折紙(あるもの)、シール折紙(あるもの)、フェルトペン(イケア)、工作用紙(ダイソー)、模造紙(ダイソー)、ハサミ(各自)、カッターナイフ(あるもの)、セロテープ(あるもの)
◆科学 記憶、保管

◇参考図書

・『くもんの名画カード 海外編』木村重信 監修 くもん出版 2002年2月 初版第1刷発行
・『おはなし名画シリーズ ボティチェッリと花の都フィレンツェ』監修 辻茂 企画・構成 西村和子 博雅堂出版 1994年4月第1版第1刷発行
・『きみをみつけた』アンドレ・ダーハン 作 きたやまようこ 訳 講談社 2001年8月第1刷発行
・『世界美術全集12 ルーベンス』監修 吉川逸治 摩寿意善郎 解説 嘉門安雄 集英社 1978年12月初版発行
・『油絵 わかりやすい混色教室 オリジナルカラーをつくろう』鈴木輝實 グラフィック社 1998年3月
・『多摩動物公園 動物カード 64枚』東京動物園協会
・『おかあさんとあそべる3・4才の おりがみ』高木智 著 高橋書店 1998年9月発行

◇分かったこと 気づき

・そのお子さんの関心事とリアクションを拾い、教えたいこと伝えたいことを繰り返して一つの楽しみとする。
・全体の流れを身に付ける。
・出来ること、出来たことを課題の中に入れていく。
・学びたい気持ちを育む。
・以上が初めてのお子さんには必要なことかと思います。
・そのことによって美術を通して共通の話題も持てるようになってきました。

❖基本学習

1年生

・カード学習は『名画カード』の海外編の1-10までをしました。
・いよいよ好きな絵のアルチンボルトの登場です。
・先生に似ていると言ってくれます。
・先生のお目目はにんにく、鼻は大根、ヒゲはラディッシュ「ヒゲはないです」。
・玉ねぎのほっぺがそっくり。「ぜんぜん嬉しくないですね」。
・「national museum of art art card guide」の案内書にも名画カードの遊び方が載っていました。
・画家の名前と絵のタイトルでは分からない場合はヒントを出して、覚え方としてはいろいろとあります。
・二回目は「ジジ抜き」をしました。
・アルチンボルト「野菜の鉢 菜園の庭師」が「ジジ」にされました。目立つからね。
ボッティチェッリの絵本を見ました。
・「ヴィーナスの誕生」が印象に残ったようです。
・帆立貝に人が乗っているという、不思議な絵のようです。
・課題の時に金魚の折紙をさがして、青いガラスの帆立貝のお皿を見つけましたね。
・不思議は続きます。
・カードの10番「ベラスケス」は言いにくいです。
・カード二つ目「あいうえお順で始まる絵本」は、今回も「き」からです。
・『きみをみつけた』。
・一ページ目の大きな黄色い星をみて、すぐにコンパスで模造紙に円を描きました。
クロッキーを出すと書きにくいのではがして、大きな大きな円を描きました。
・絵本を続けます。
・「この はてしない うちゅうの どこかに きみは いる はず。」
「ちゃんと たしかめたくって、 ちゃんと みつけたくって、よぞらに むかって ぼくは はしった。」
「ほら、ほしたちは すぐ そこに。 てを のばせば とどきそう。」
「わあ! ゆめを みているのかな。きみなの? きみだね?きみを みつけた!」
と続いていきます。
・美しい色遣いと、「星の王子様」に似た雰囲気です。
・一通り読んで、二回目に尋ねます。
・「この大きな赤いものはロウソクかな?」
・「ちがうよ 望遠鏡だよ。だって 遠くのものを みるんだもの」と答えます。絵本のような答え!
・コンパスケースと動物のカードで電話ごっこをします。
・「もしもし レッサーパンダですか」「ちがいます」「もしもしウォンバットですか」「ちがいます」「もしもしコアラですか」「はい」。
・可愛いコアラだと「はい」のお返事が返ってきました。
・「いまなにをしているのですか」
・「助けてください。下には蛇、上にはコウモリがいます」
・「それはたいへんだ」「むかしはコウモリにもヒーローがいました」
・つぎは色彩。
・描いた大きな円に黄色のマーカー、黄色の色鉛筆、蛍光色で色を塗り、月にしました。

4年生

・カードは先週探せなかった『おはなし名画シリーズ ボティチェッリと花の都フィレンツェ』の花の1番を見てもらいました。
アネモネらしくありません。
・バラとされているものが、アネモネに近いような気がしました。五百年前の絵ですから。
・「三美神」の描き方の比較をしました。
リュベンス「マリーのマルセイユ到着」をみせて、この画家の「三美神」を見てみます。
・1400年代(1477年-78年)のボッティチェッリの絵と、1600年代(1638年-40年)のリューベンスの絵を比較。
リュベンスの「三美神」の顔の角度、髪型、衣装、背景を見ます。
リュベンスには動物たちもでてきます。
・画集をどんどんめくって、キリストが十字架から下ろされた「キリストの埋葬」(1617-18年頃)をみつけます。
・「どうしたん?この人」という質問。「キリストの受難を描いた絵です」
・模造紙に十字架の上のキリストを描いています。
・上という言葉を巡って、外国の子どもが上と聞いて描いたキリストの絵の紹介をします。上とはどこか。
・次は色彩です。
・フェルトペンで色混ぜする時には、明るい色から使わないと暗い色がペンに残ります。
・黄色と赤を塗ります。
・お友達は果物を描いています。
・『油絵 わかりやすい混色教室 オリジナルカラーをつくろう』は画家の勉強ノートのような本で、果物の描き方を学びました。
・スイカの緑の変化が良かったです。

❖今日の課題

1年生

・次は「パタパタボックスパズル」の完成に向けて進めます。
・折り紙です。
・自動車を作りたいがリアルではない。
・以前に作ったのをファイルから出します。
・その中から二双舟を折ることにしました。
・すでにアーカイブができている感じですね。
・一緒に作ります。小さい折紙でも折れますね。
・二つを合わせてで猛スピードで二双舟は走り抜けます。
・次は魚が欲しいと。魚は本にはありません。金魚ならいいですよ。
・魚は昨年つくった「切紙」が影響しているのでしょうか。
・金魚をしらべて、「兜」の作り方から「金魚」になる方法で折ります。
・青いガラスの帆立貝の皿に金魚が入っています。すっかり気に入ってそれを作りました。
・目を書いて、どっちがお腹でどっちが背中かかな。
・金魚は向い合わせになりました。
・そして「パタパタボックスパズル」は、ライオン、サル、お雛様、桜のような桃、金魚とお舟、青空の六つの面になり完成しました!
・カルタは乗り物のカルタをしました。

4年生

・課題の「パタパタボックスパズル」をすすめます。
・数えるとあと三面作らなければなりません。
・折紙とシールを貼ることにして、「煙突のある家」を折りました。
・作り方は、折紙を本の図解の通りに置いてやりなさいと、一緒におっていきました。
・台紙は緑の芝生と濃い草原にしています。

・着々と家を作り、模様を書き、台紙に貼って二軒目も完成しました。
・それらを貼って一面とします。
・丁寧に作ってお友達も完成です!

・芝生風のお友達はなにやら賑やかになりました。
・金魚、煙突のある家、ヤマビコビト、グルメが同時掲載です。盛りだくさん。
・シールもうまく貼って、三面をあっという間に完成させました。

・「びっくりキューブ」「絵探しブック」「からくり紙パズル」「パタパタボックスパズル」「コマ」「メビウスの輪」「タングラム」と作ってきましたね!

❖today note

The pattering box puzzle was up at last!
Each six planes are good.
And they enjoy gradually to do origami.
The memory and archive.