子ども美術教室☆here☆

子ども/大人美術教室☆here☆主宰 since1998

立体工作

授業_形式 トリック・アート(錯視・からくりを利用して)

◆内容 「パタパタボックスパズル」を作ろう_2回目(1、4年生)
◆道具 筆記用具、クロッキー帳(マルマン)、ハサミ(各自)、折紙(あるもの)、フェルトペン(イケア)、工作用紙(ダイソー)、両面テープ(ダイソー)、模造紙(ダイソー)、画用紙(あるもの)、色画用紙(あるもの)、セロテープ(あるもの)
◆科学 伝達する言葉

◇参考図書、他

・『くもんの名画カード 日本編』木村重信 監修 くもん出版 1998年2月  
・『旭山動物園物語 オオカミの森』小菅正夫 文 あべ弘士 絵 角川書店 2009年1月初版発行
・『日本の伝統色 色の小辞典』日本色彩研究所 編 福田邦夫 著 読売新聞社 1996年5月第12刷
・『ヨーロッパの伝統色 色の小辞典』日本色彩研究所 編 福田邦夫 著 読売新聞社 1997年8月第5刷
・『おかあさんとあそべる3・4才の おりがみ』高木智 著 高橋書店 1998年9月発行
・『かわいい! 女の子の おりがみ』山口真 著 西東社 2008年7月
・『作ってふしぎ!? トリックアート工作』監修 北岡明佳 構成・文 グループ・コロンブス あかね書房 2011年7月初版


◇分かったこと 気づき

・折り紙は「ちゃんと折ろう」というと、紙の中心を二度折します。子どもにとって折るとは、中心を折ることらしい。
・折り目を指先の腹で折ることを伝えました。
・皆さんにとっては初めてのことも多い授業なのですが、ちゃんと受けてくれています。

❖基本学習

1年生

・カードはお正月の遊びを終えて、普段の『名画カード 日本編』をしました。
・カードをたぶん16-25までトランプとして扱って、24の上村松園「母子」はジョーカーに選ばれました。
・今回も子どもの髪型が気になるようです。
・それを外して連番を出していきます。
・枚数が少ない、なかなかそろわない、ですから三枚の連番を出すこともOKにしました。
・時々絵も見ます。
・「黒田清輝「湖畔」の後ろに見えるのは?」「団扇?」「それは前。絵の後ろは水のところ。湖よ」「川と思った」
・カードの数字をみて、数字は手前にもって、隠すことを覚えました。
・「ジャンケンは何を出す?」はもう通用しません。
・24番の「母子」を誰が持つのかが、盛り上がるポイントでした。
・カード二つ目。「あいうえお順で始まる絵本」、今回は「お」からです。
・『旭山動物園物語 オオカミの森』を読みます。
・「かわいそうな話だよ。読んでいい?」と聞きました。「だめ」という子はいるのでしょうか。
・絵本はオオカミの夫婦と家族の愛の物語です。
・関わった獣医の著者と、飼育係もでてきます。
・ジョンとリカというオオカミの夫婦がいました。
・夫婦の様子が描かれ、二匹は大変仲がよく、子育ても身を削るようにして一緒にします。
・子どもが小さいときには、食べ物を口に入れて噛み砕き、子どもが食べやすいようにしてやります。
・ある日、さすがに痩せすぎたリカをしらべてみると、おおきなガンが見つかりました。
・リカは連れ出され、心配しているジョン。
・一度は病院から出てくるものの、三度目の手術の時が最後の別れとなりました。
・リカが亡きあとジョンは遠くを見ています。やせ衰えて、若いメスも近づけません。
・そのままに、ジョンは亡くなります。
・最後に飼育員に感謝する声を全身で「コーン」とあげて、息を引き取リました。
・朗読を、だんだん聞くようになって、リカが亡くなってジョンが悲しんでいるところはよくきいいてくれました。
・折り紙をします。
・「女の子たちはどこまで進んだのか」
・「オルガんをつくったよ」というと挑戦します。
・鍵盤も描いてくれて、黒い鍵盤はだんだん丸くなりました。
・次は「ひこうき2」と「にそうぶね」を作りました。
・うまくいかず「ちゃんと折ろう」というと、中心をしっかり二度折しています。
・子どもにとってちゃんと折るとは、中心を折ることらしい。
・折り目を指の腹できちっとおるのですよ。
・次は色彩です。
・『色の小辞典』からオオカミのジョンの色とリカの色をどんな色名探して覚えます。
・ジョンは黒の椽色(つるばみいろ)。リカは鉛色あるいは鈍色、灰色。
・先週の色名のオリジナル言い換えが楽しかった。
・紙の硬いシール折り紙で、赤、濃いピンク、ピンク、黒、黄色、橙、金、銀、青、水色、緑色、黄緑色をオリジナルにします。
・黒女、赤女、黄色女、青女...。
・「女色って変だから、変えなさい」と言うと「黒男」に変えました。さすがに笑えます。
・それから、アニメの中の青鬼と赤鬼の話になりました。桃太郎、かぐや姫と続きます。

4年生

・入れ替わりのお友だちと鳥のカルタをしました。
・渡り鳥がそろそろ入れ替わり始める季節ですね。
・「リュウキュウキビタキ」「リュウキュウサンコウチョウ」。

・『名画カード 日本編』は久しぶりです。1-25まで。
・読んで見せていきます。3回目のお友だちは、飽きている。
・初めてのお友だちは画家か絵画の名前を音読します。
・人物がデフォルメされた絵はどうしても苦手なお友だち。
高橋由一「鮭」の縄はどうなっているか、前に質問がありました。
・「テレビの連続ドラマ「マッサン」で、鮭を縄でくくるシーンが出てきました。鮭の頭の外側から巻いて、鰓から口にかけて縄を通していました」と伝えます。
・カードをゲームにします。
・苦手な絵を抜いて、1-25までをとっていきます。
・絵のタイトル、画家の名前、描かれているものの説明のヒントを出します。十分に取ることができます。
・カード二つ目、『オオカミの森』を読みます。
・最後の、飼育係のひとの帰りをまって、死んでしまったところを読んで、悲しくなります。
・オオカミ二匹や子どもたちを際立たせるために、人間や他の動物は色鉛筆で形だけを描いてある描写方法にも気がつきました。
・色彩は茶色で思い出すもの。
・クリスマスのトナカイのときの茶色の連想がノート書いてあります。
・色名のすり合わせは、「煤竹色」と「チョコレート」だけを覚えてもらいました。
・折り紙は、『かわいい! 女の子の おりがみ』から。
・「バレンタイン・チョコレートを入れる箱を作れたらいいよね」
・本の「指輪ケース」というシンプルな箱を折ってみます。
・一瞬チョコレートはどこかへ消えます。
・軽口と笑いの壷の違いはありますね。
春一番のロールプレイかな。
・「笑いの壷が違うね」「何県?」「愛知県」
・切り替えです。

❖今日の課題

1年生

・課題です。
・今まで作ってきたものを見ます。
・「パタパタボックスパズル」を作ります。
・残りの箱を組み立てます。
・展開図の折り方、両面テープの切り方、貼り方、剥がし方。
・全部貼って、順番に貼ります。
・四つの箱ができて、横一列に貼って何か作りたい。そう、電車とかロボットとか。
・四つの立方体を横に二つ、縦に二つの正方形になるようにつなげます。
・一面に動物の絵を描きます。
・ライオンがいい。ライオンを画像検索します。
・箱の大きさをクロッキー帳に写して、ライオンを描いていきます。
・ライオンのたてがみを描いてみます。
・たてがみが、だんだん小さくなります。
・というわけで輪郭をとり、一緒に描きます。
・切り抜いて箱に貼ります。
・次の面はパンダにします。
・友達が来て、オリジナルの鳥カルタをしておしまいです。

4年生

・「パタパタボックスパズル」の展開図をきってもらいます。
・やや雑に切っている。
・1枚の工作用紙から4っツの展開図をとならいといけない。
・理解して、図を組み合わせて、色鉛筆で縁をとっていきます。
・途中から勧めたのでちょっと欠けていますが、なんとか4枚取ることができました。さすが4年生。
・なぜかシュザンヌ・バラドンの「打ち捨てられた人形」(1921年)を思い出しましたよ。
・来週にはもっと進めましょう。

❖today note

"Fold properly origami."
It is center line on the paper for him.
"no, that is to fold the end line." I said.
Beautiful origami life will start.