子ども美術教室☆here☆

子ども/大人美術教室☆here☆主宰 since1998

立体工作

授業_形式 トリック・アート(錯視・からくりを利用して)

◆内容 「パタパタボックスパズル」を作ろう!(1、4年生)
◆道具 筆記用具、クロッキー帳(マルマン)、ハサミ(各自)、折紙(あるもの)、フェルトペン(イケア)、工作用紙(ダイソー)、両面テープ(ダイソー)、模造紙(ダイソー)、画用紙(あるもの)、色画用紙(あるもの)
◆科学 円、六角形、しりとり

◇参考図書、他

・『えほんを よんで、ローリーポーリー』リリ・シャルトラン 作 ロジェ 絵 徳永玲子
・『らくご絵本 えんぎかつぎのだんなさん』話 桂文我 絵 梶山俊夫 福音館書店 2004年1月発行
・『0歳から くもん式百人一首カード 上巻』公文公 平田喜信 監修 くもん出版 1994年11月初版第6刷発行
・『0歳から くもん式百人一首カード 下巻』公文公 平田喜信 監修 くもん出版 1996年11月初版第7刷発行
・『おかあさんとあそべる3・4才の おりがみ』高木智 著 高橋書店 1998年9月発行
・『作ってふしぎ!? トリックアート工作』監修 北岡明佳 構成・文 グループ・コロンブス あかね書房 2011年7月初版

◇分かったこと 気づき

・今週も模造紙を敷きました。前回の「福笑い」に似た遊びを作っていました。遊びには「つづき」があるようです。

❖基本学習

1年生

・最初は『百人一首』から。よくついてきました。
・今回は51-100までの読み札兼絵の札をつかって遊びます。
・カードはいつもの倍あって、数が多いのでいい加減な分け方になり、先生が分けます。
・やはりババ抜きにして、100をババにすることになりました。
・前後で繋がる数字を捨てていって、早くなくなったほうが勝ち。
・最後まで100を持っていたほうが負けです。つまり99は98とつながるしかありませんね。
・ジャンケンは毎度「何を出す?」と聞いて、裏目に出ることもあるトリックジャンケン。
・勝った方からカードをとって、つながるカードを捨てます。
・最後はどうしても隣り合わない数字のカードが残りますね。
・カード二つ目は、お待ちかね「頭文字が「あいうえお」順」の絵本です。
・コンパスや定規で遊びたいので、やりながら読み(聞き)です。
・今回も「え」から始まる絵本。
・『えほんを よんで、ローリーポーリー』
・人間を脅すことや食べることにしか興味がなかったモンスターが、女の子の落し物の絵本をひろってから、「モンスターが変わって」しまいます。
・拾った絵本を読みたいので、ドラゴンおばあちゃんに字も教わります。
・それからはうなぎのぼりで、本読みが上達します。
・その情熱は仲間たちにも感染していきます。
・思わずドラゴンおばあちゃんはいいます。
「ほ、ほう、このこたちが こんなに おはなしずきだったなんて おどろきだねぇ。たべることと ねること、それと にんげんを おどかすことしか あたまにないと おもってたけどねぇ。くひひひひ」
・最後にモンスターは絵本を返すために宝物のハート形の石の鎮を絵本の上に置いて、女の子の通り道にそっと置きます。
・そして女の子とモンスターは仲良しにって一緒に絵本を読んでいる、というところでおしまいです。
・目だらけの画面や、モンスターの細くて長い歯に興味を持ちます。
妖怪ウォッチのジバにゃんとの歯と、比較します。
・コンパスで円を書きながら絵本をきいて、「ハートの重し分かる?」というと「これ」と答えます。
・折り紙をします。
・「いぬさん」と「ねこさん」の後は「たぬきさんのかお」です。
・色彩です。「たぬきさんの色は?」「茶色」。
・たぬきで折り紙の折順で、初めてハサミで切るところが出てきます。
・わからないので、本の向きそのとおりと、お手本を示します。
・たぬきの顔は、目のところが真反対になりましたね。
・つぎは「うさぎさんのかお」。
・「うさぎの色は?」「白」「茶色」
・途中までは「おふね」と一緒です。「おふね」は航海をします。
・そこからひっくり返して耳を立てて、角を折って裏返します。
赤と黒のペンで顔をかきました。
・素朴さにあふれて、一歩一歩です。
タングラムの代わりに、コンパスを入れ物に収納します。さて向きはあっているかな?

4年生

・カードは『百人一首』を全部することにします。
・「ええー!」「もちろんハンディつき」
・テーブルに取り札をならべます。並びきらないほどの数ですね。
・後半からとることにしました。
・よく知っている生徒さん。
・初めてだった生徒さんも、だんだん慣れてきて、『百人一首』は上々ですね。
・前半を空いたところへ入れていき、一人勝ちでですが「ひらがな」を取っていくゲームになります。
・絵本は『えんぎかつぎのだんなさん』。
・ところどころで古い道具「火鉢」「火箸」があるので確かめます。
・「つらら」も見たことはありませんね。
・気に入ったところ、わからないところ、ときどき確認して落語を味わいます。
・最後のオチは先週思いついた「取り上げる」。納得してくれました。

・色彩は『トリックアート工作』の「錯覚のまち」から二回目。 
1 ミュラー・リヤー錯視(同じ棒が矢羽根の向きによって違って見える)
2 ポッゲンドルフ錯視(斜めの直線の途中を平行な線で遮る)
3 カフェウォール錯視(平行線に書かれた白と黒の四角形を少しずつずらす)
4 オービソン図形(同心円のせいで辺が内側に曲がって見える)
5 シェパード錯視(側面の形や厚みが奥行を錯覚させる)
6 デルブーフ錯視(円の中にもう一つの円を書く)
7 エビングハウス錯視(同じ大きさの円が小さな円に囲まれた時と大きな円に囲まれたとき)
8 ツエルナー錯視 (平行線に斜めの線を入れる)

・1 ミュラー 3 カフェウォール 5 シェパード が面白く感じられました。
・無理しないで、どう見えるのか、感じてくださいね。
・次は折り紙。
・順番は違いますが、「オルガン」をおります。ピアノに似てますね。
・鍵盤も書くと、よりオルガンらしくなりますね。
・格子柄のピアノはまるで錯視のようです。

❖今日の課題

1年生

・課題です。
・「からくり紙パズル」のおさらいです。
・六角形のパズルは折りたたんで開くと、ぐるぐると三面の絵が繰り返し出てきます。
・三面の絵は、カバ、バス、スカイと、しりとりになっています。
・カバの目と口、スカイを塗ってくれました。
・完成したら、うまくいくかどうか回してみます。
・コンパスはもう一度挑戦。開きすぎてクロッキー帳からはみ出します。
・一緒にやって真似をしてもらいます。小さな円。だんだん上手になります。
・それでも大きくしたい。
・雲形定規と三角定規も大好きです。
・前に発見したコツを思い出そう!
・遊びは広がります。
・コンパス・ケースを携帯電話に見立てて、電話ごっこをします。
・「もしもし、こちらはアンパンマンです」「もしもし!アンパンマンですか?」
・電話ごっこ、相談室。ときどき味方、ときどき曇、ときどき晴れのちザー。あれ?天気予報みたい。
・課題二つ目「パタパタボックスパズル」の展開図を組み立てます。
・正方形に折りたたんでいますね。
・箱にしてあげると興味を持って、両面テープで組み立てました。
・また次回に続きをします!

4年生

・課題を進めます。
・「からくり紙パズル」をします。
・細長い紙に10個の正三角形ができるよう、折り線を入れます。
・谷折りと山折をしながら輪っか状にまとめ、六角形にします。
・最後は両面テープで留めます。
・上に乗せる絵を考えます。
・趣旨からは「しりとり」が大事です。

・「カバ→バス→スイカ」は本にあるとおり。
・フェルトペンでスイカを塗りました。ぎっしり塗ると綺麗に見えます。
・なかなかよい。

・一方、三つで回るオリジナルは難しい。
・「ネコ→コドモ」「→モネは?」「モネって?」「モネは睡蓮の画家ね」
・まずは猫の絵を描いてくれました。
・フェルトペンでスイカを塗りました。ぎっしり塗ると綺麗に見えます。
・なかなかよい。
・「絵さがしブック」の続きをして、続きはまた来週です。

❖today note

He played old maid by tanka poetry.
That's his idea.
They like a drawing and unexpected effect.