子ども美術教室☆here☆

子ども/大人美術教室☆here☆主宰 since1998

立体工作

授業_内容 マトリョーシカ
◆内容 マトリョーシカを作ろう!_5回目(3年生)
◆道具 筆記用具、クロッキー帳(マルマン)、スケッチブック(マルマン)、マトリョーシカの白木のキット(大日本美術工芸)、サンドペーパー三種類(あるもの)、虫眼鏡(あるもの)、絵の具セット(あるもの)
◆科学 曲面に色を塗る

◇参考・URL
・『ロシアの昔話 イワーシェチカと白い鳥』I.カルナウーホワ 再話 松谷さやか 訳 M.ミトゥーリチ 絵 福音館書店 2013年1月第1刷発行
・『日本の文様/京からかみ』千田長次郎 解説 岩崎美術社 1986年11月第8刷発行
・『The book of matryoshka マトリョーシカ大図鑑』写真・文 沼田元氣 二見書房 2010年10月初版第1刷
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面相筆の線引き

◇写真 花柄の練習、マトリョーシカ途中

◇分かったこと 気づき
・資料としている写真が小さいので、省略と頑張るところを好みで変えました。
・ロシアの着物の人形たちは四季を取り入れているのかしら?

❖基本学習
・白木のマトリョーシカの内側がやや荒いものがあるので、ペーパーヤスリを使って磨きます。
・その間に絵画カードはネットの面相筆書きを見て、絵本『ロシアの昔話 イワーシェチカと白い鳥』を読みます。
・年をとった両親と子どものイワーチェチカと魔女のバーバ・ヤガー、鍛冶屋とカシの木と白い鳥のお話です。参照(1)
・水彩絵の具で描かれていて、透明感のある光を感じさせる画面の絵本です。
・筆運びの練習はマトリョーシカの着物の柄の練習をします。
・スケッチブックを出して「菊桜」模様のマーガレットのような菊の方の練習をします。
・黄色で花びらを描きました。
・菊の花びらは、細い線で散らし寿司の錦糸卵みたいなものもあるし、マーガレットみたいなものもありますね。
・「そういうのは対角線に線を引くといいですよ」「これは五枚」「賢いですね!対角線は引けません」
・葉っぱも描きました。単純な形で矢印みたいですね。
・模様の練習中に黄色いお花の妖精が現れました!

❖今日の課題
・筆が乗ってきたのでマトリョーシカに入ります。
・花びらは描けるのですが、かすれが気に入らないらしく人形の髪の毛を塗ります。
・髪型を楽しみます。見ると部分々が厚塗りになっています。それでいいのかしら?
・次第に黒は延ばされて、つややかな黒髪になっていました。塗り方発見!
・残り全員の髪型と着物の模様、帯を描き入れていきます。
・帯はマスキングテープがあればよかったのですが、手書きです。
・模様は細かいので交代で塗っていきます。
・四番目の人形の顔は鉛筆の下描きを生かせずにダメだしです。
・こうなってはいい人形をつくりたくなってきますね!
・連続して集中して、多色のいい感じの人形になってきました。
・お母さんに少しお手伝いしていただきました。
・一番大きい人形の櫛を描き入れて四菱のような花模様をいれました。
・赤い着物の柄入れも進んできました。帯も多色で豪華になってきましたね!

❖today note
The yellow hear's girl appears on the paper.
Who is shyly? I want to see the girl again.
Light water picture's echo?

❖reference
参照(1)
マトリョーシカの絵付けをしているので、絵本はロシアシリーズ。
色がきれいだったり、話が突拍子もなかったりとなかなか愉快な本に出会うことができました。

・『ロシアの昔話 イワーシェチカと白い鳥』のあらすじ。

年をとった両親と子どものイワーチェチカと魔女のバーバ・ヤガー、鍛冶屋とカシの木と白い鳥のお話です。イワーチェチカは両親に頼んで初めて湖に漁にでかけます。イワーチェチカに近くに住む魔女のバーバ・ヤガーが声をかけます。しかし嗄れ声でばれてしまいます。
バーバ・ヤガーは鍛冶屋に綺麗な声が出せるように命じます。
(なぜ鍛治屋は綺麗な声がでるようにできるのでしょうか)
再び声をかけてイワーチェチカはバーバ・ヤガーに捕まってしまいます。バーバ・ヤガーは家に連れて行き娘にペチカで焼くように言います。イワーチェチカが抵抗するので娘は言いつけを放りだしてしまいます。その隙にイワーチェチカは逃げだしてカシの木に登ります。
渡り鳥がやってきてイワーチェチカは乗せていってくれと頼みます。バーバ・ヤガーはイワーチェチカを見つけ出しカシの木を齧り始めます。歯が二本折れて再び鍛冶屋に命じて歯を作らせます。イワーチェチカは羽根をむしられた白い鳥の背中に乗って父母の元へと帰っていきます。

他にはこんなお話もありました。

・『ロシアのむかしばなし ねことおんどり』うちだりさこ ぶん おのかおる え 福音館書店 1997年8月第2刷
登場人物は猫と鶏とおばあさんとキツネ。おばあさんに叱られた猫と鶏は二人で組んで森で生活を始めます。なかなかない発想です。
・『ウクライナの昔話 わらのうし』内田莉莎子 文 ワレンチン・ゴルディチューク 絵 福音館書店 1998年5月第4刷 
こちらも透明感のある絵で、貧しい老夫婦が藁の牛に接着性のあるタールを塗って、それにくっついた動物たちが自分たちの代わりに
様々な家畜になる動物を持ってくるというお話です。こちらは次回に!