子ども美術教室☆here☆

子ども/大人美術教室☆here☆主宰 since1998

平面絵画

授業_内容 神話・古典を描いてみよう!
◆内容 蝶と神話を描いてみよう(3,4年生)
◆道具 筆記用具(鉛筆、マジックなど)、クロッキー帳、半紙(あるもの)、墨汁(コープ)、筆(各自)、下敷き(フェルト)、ゴム印(各自)、印泥(ハン六)、虫かご(あるもの)、虫取り網(ダイソーの魚とり網を代用)、帽子お茶タオルなど外出セット(各自)、下塗りしたカンヴァス(市販4号)、クレヨン(さくら)
◆科学 図鑑や動画で学習、野外で昆虫をつかまえる、観察、描画

◇参考図書・URL
・『青木繁/藤島武二 現代日本美術全集 愛蔵普及版7 集英社』1977年3月初版第5刷発行
・『ニューワイド 学研の図鑑 昆虫』友国雅章 総合監修 2005年5月第21刷発行
・『中国の古典文学1 古代の思想 儒家道家久米旺生 訳 さ・え・ら書房 1999年2月第9刷発行
・『サバンナのむかしがたり 岩をたたくウサギ』よねやまひろこ 再話 シリグ村の女たち 絵 新日本出版社 2012年4月第1刷発行
・『NHK放送台本 おはなしの森 せかいの神話1』文 花岡大学 絵 小西恒光 同朋舎出版 1988年4月初版発行
・日本蝶類学会テングアゲハ
http://bsj.blog.so-net.ne.jp/

◇分かったこと 気づき
・蝶の模様まで描けるようになりました。
・模様は一回見て、そのまま描いていきますが、観察回数(見る回数)が増えているように思います。

❖基本学習
・最初に今日の予定をお話しました。
荘子の「ゆめに胡蝶となる」を墨で描きます。神社(公園)に蝶を採りにいきましょう。
・それから蝶を観察してスケッチをします。それから墨絵をかきます。
・アクリルは古事記のつづき、「イナバの白ウサギ」の下絵を描きをしましょう。
・カードは速水御舟の「炎舞(1925)」とディビュッフェの「真珠母色の庭(1955)」を見ました。
青木繁の「大穴牟知命(1905)」と藤島武二の「蝶(1904)」「蝶供養帖」をみました。
・日本蝶類学会の蝶の動画を見ていきました。
・ブログは、珍しい蝶の数分の行動を数十種類にわたって一本にまとめられていたので、見やすく連続して一緒に見ていきました。
・次第に「モルフォチョウ」「なんとか蝶」などと詳しい名前をおしえてくれました。
・虫嫌いのはずが、実は詳しかったりしました?!
・ウィキの「胡蝶の夢」をみました。二枚の墨絵が出てきてどちらにも蝶が飛んでいるのを確認できましたね。
・帽子、お茶、タオル、網、カゴをもって神社へ向かいました。
・予想に嬉しく反して一頭目が見つかりました。
・ちいさなゴイシシジミに近い色の蝶でしたね。
・網でとってくれました。それを掴んで籠にいれるは先生の役目になりました。逃がしました!
・ひとしお高く飛ぶアゲハに挑みました。空振りばかり、蝶は飛び去っていく。
・と思いきや再びアゲハ蝶が現れました。
・さっき下見した時には暑くて、商店街のアーケードを逃避行みたいに感じられたのに。この時間にはいくつかいましたね。
・再び生徒さんがキャッチしました。それを籠にいれました。今度は成功!
・次にさっきのゴマ模様の蝶を見つけて籠に入れました。
・大成功、二頭掴まえました。お茶もおいしいです。
・意気揚々で戻りました。
・蝶の名前を図鑑で調べました。ナミアゲハのオスの夏版らしいです。
・色彩は黒と黄色で、対比するとくっきりしていましたが、黄色は鳥の子色にちかかったですね。
・水を汲んで墨に取り掛かりました。 
・良く見て描くことができました。
・冷房がきいているので蝶は急に動かなくなりました。
・ミントのような香りの草(セージ)を摘んで籠にいれたので、草にとまって扇型に開いた翅を写生させてくれました。
・墨汁でしっかり見て写し取っていきました。写生ですね。
・大きさや蝶の体、柄を良く見て、描いていきました。
・どんどん練習してくれたらいいのに、一枚の半紙に丁寧に描いてくれました。
・完成したので印の落款をしました。

・まずカードは速水御舟の「炎舞」とディビュッフェの「真珠母色の庭」をみました。
・動画は蝶の動画を見ました。さきほどの続きからです。
・縁取りが白いレースみたいになった黒い蝶がでてきました。
・珍しい蝶やコガネムシの仲間、葉っぱに擬態したり、地味な茶色の翅を広げると中から瑠璃色がでてきたり、きれいだね、などと言いながら見ていきました。葉っぱや地面にもいましたね。
・籠の蝶をさわりたいみたいで、そっとふたを開けて手を入れました。なかなか指が近づきません。
・蝶は動きません。生きてるん?と。生きてるに決まってるでしょう!
・触りたいけど触れない。先生が触りなさい、みたいな感じになってきました。
・籠に手を入れてそっと翅にふれました。こな落とさないように。
・続いて初めて蝶にふれてくれましたね!
・墨絵を描いてもらいました。
印泥が楽しいらしく、ペタペタこねこねしました。
・キノコの判子をみつけて、ペタペタ半紙に押していきました。
・白い面を埋めていくのに、四隅から始まってリズムが出来て、ペタペタ押していきます。
・あららリズムに困って、あっちこっちに飛んで飛んでいきました。
・全面にバランスよく押して、最後まで埋めていきました。
・つぎは蝶を見て写生しました。
・扇形でじっとしているので翅が何枚あるのがわかりません。
・よくみて翅が隠れて4枚あるのがわかりましたね。
・触角や尾状突起を描きいれ、模様を描きました。毎回言われたところをキチンと見てくれました。
・それから目を描いて動画と図鑑で見たクルクルまるまったような口を描きました。
・しかし、後ろから見ているのか前から見ているのか分からなくなってきます。
・目を描いて大きさに不満があって、目が収まるように頭を大きくしたらヘルメットみたいになってしまいました。
・三枚続けて描きました。大きく描きました。
・そして完成、落款をします。
・さあ、公園に蝶を返しに行きましょう。別のがいたら掴まえてみましょう。
・神社に網をもっていきます。虫以外は捉えたらだめよ、たとえば人とか...あれ頭に網が。。
・神社につきました。蝶がさっぱりいませんね、ビックリです。夕方4時くらいです。あんなにひらひら飛んでいたのにね。
・蝶は冷房のない表に出たら急に蝶がバタバタさせて暴れはじめました。
・気温差は決定的でしたね。出たがっている蝶をふたを開けて放ちました。
・子どもはどちらの蝶も見送りました。
・少し遊んで働きアリを観察しました。

❖今日の課題
・課題の古事記を描くです。
・兎のイメージ作りの続きです。
・日本の兎、ロシアの兎、メキシコの兎を読んできました。
・最後はアフリカの兎についてのお話『サバンナのむかしがたり 岩をたたくウサギ』です。
・線による兎から、綿のような兎までいろいろでしたが、最後は模様のような兎に出会いましたね。内容もシンプルでした。
・絵本の要約をすると、次のようになります。
・悪い言葉「ゴーゴォ!」が流行っています。それを言ったものは皮にされてしまうことを皆で誓いました。
次々に「ゴーゴォ!」と言って皮にされていきます。兎は皮でいろいろなものを作りました。最後に兎が「ゴーゴォ!」と言ってしまいました!
古事記「イナバの白ウサギ」の場面は、兎がイナバの国へあがろうとしたときの、まさにそのシーンを描くことにしました。
・兎は『うさぎのみみはなぜながい』から、『いなばのしろうさぎ』からとられました。ワニざめもきまりました。
・アクリルはウルトラマリンの下塗りができているので、上から白いクレヨンで兎と鮫の下絵を描きました。
・クレヨンを消す消しゴムはありませんよ。

・絵本を読みました。
・兎のはなし「ゴーゴォ!」は面白かったですね。ペーストが「株を守る」みたいな感じでしたかしら。
・来週こそは「イナバの白ウサギ」にとりかかりましょう!

❖today note
Eyes of children pursued one butterfly.
And good-bye time, too.