子ども美術教室☆here☆

子ども/大人美術教室☆here☆主宰 since1998

平面絵画

授業_内容 節分・季節の変わり目の形
◆内容 三角形(2,3年生)
◆道具 筆記用具(鉛筆、消しゴム、マーカー、マジック、コンパスなど)、クロッキー帳(masuman)、色画用紙(あるもの)、色鉛筆(STAEDTLER CE)8色、定規(30㎝プラスチック)、
定規(15㎝ LION スチール製)、工作用ゴム版(あるもの)、ハサミ(あるもの)、カッターナイフ(あるもの)、両面テープ(100円ショップ)、コンパス(転造式ネジコンパス)
◆科学 あるものから応用する、写真を見て作る、色を再現する

◇参考図書・URL
・『くもんの名画カード 海外編2』木村重信 監修 くもん出版 2002年12月初版第4刷
・『ブルーノ・ムナーリ かたちの不思議3 三角形』ブルーノ・ムナーリ 著 阿部雅世 訳 平凡社 2010年11月初版第1刷発行
・『はらぺこ あおむしエリック・カール著 もりひさし 訳 偕成社

◇写真 色画用紙で作ったアコナ・ビコンビ
◇備考
・形の授業三回目。アコナ・ビコンビの応用をした。

◇分かったこと 気づき
・細かい作業も多いので無理をせずに形の関連の別の内容に切り替えた。

❖基本学習
・今日は三角形をします。 
・カードは海外編2の中から、三角形に見えるものを探しました。 
・ゴーガン「市場にて」スカートの模様、スーラ「グランド・ジャット島の日曜日の午後」傘のような扇のようなもの、ムンク「叫び」の川、ルソー「眠れるジプシー女」マンドリンの弦調節の部分、ルオー「ヴェロニカ」の額のベール、ブラック「水差しとヴァイオリン」切子の角、カンディンスキーコンポジションⅧ」は三角は重要そう、クレー「さわぎく(セネシオ)」眉毛、ユトリロ「コタン小路」は絵をひっくり返してみると建物の壁の部分、シャガール「私と村」の生命の樹、キリコ「道の神秘と憂鬱」は建物が三角と続きます。
・だんだん絵の中の大きな三角形は構図だと分かってきます。
・ダリの「記憶の固執」はテーブルが三角、リベーラ「アラメダ公園の日曜の午後」はスカートが三角、デュビュッフェの「真珠母色の庭」は蝶の羽が三角、ラウシェンバーグの「ゴールド・スタンダード」は工事用の柵が三角でした。
・『ブルーノ・ムナーリ かたちの不思議3 三角形』の本の近づきやすいところを見ていきました。
・バナナやキュウリの断面、ココナッツのヘタの部分の三つのくぼみ、デザイン的なもの、車のマークや、会社のトレードマーク、道路標識、雪の結晶、ヒンドゥー今日の階層、トライアングル、葉序、仏像、ヨガのポーズ、を見ていきました。
・葉序は外側から、反時計回りの渦巻きです。
バックミンスター・フラーの世界地図は、見慣れた世界地図と南半球から見た地図とがあって比較できました。
・ソニア・ドローネー(ウクライナの画家)のデザインした三角形と円の形を真似しました。魚に見立てました。
・ロベール・ドローネーとかぶっていました!
・『はらぺこ あおむし』を読んで、あおむしと蝶を塗り絵にしたものに色を塗りました。
・三角形の色鉛筆を見つけ、流行色のシャーベットカラーを用意しました。
・太くて専用の鉛筆削りがないので、カッターで削ることになりました。
・「あおむし」の描き方は、色はオリジナルな色紙を自分で作って、形はまるをつなげてそれが青虫の形になっています。
・つまり円や三角や四角の形に分解して、またつないでいくやり方です。
・次回は円形、正方形、三角形のまとめとして、作ってきた形をつなげていきましょう。

・カードのなかの三角形は
ゴッホ「糸杉のある道」の杉の木、ボナール「子供たちの朝食」の背景、マティス「赤い大室内」の植物の被いのような部分、ピカソアヴィニョンの娘たち」のバラバラになった部分、ローランサン「舞踊」はたしかリボンの位置が三角か、ミロの「無垢の笑い」は目の形に三角のものがあります。
マグリットの「大家族」は鳥の姿が大きく三角に見えました。
ポロック「収斂」の三角は絵の具のあとが三角に見えるものもあるとこことです。
タピエス「ひび割れた黒と白い十字架」はきっとどこかに見つけたのでしょう。
・リクテンスタインの「ヘアリボンの少女」は結局尖っているところが三角に見えてきました。
・『三角形』の本ではしっかり見て、虫眼鏡で細かい模様を見ていました。
アテネのアポロ像とエジプトの彫像が同じバランスで作られている写真を見ました。
・バナナ、ココナッツをみて、正三角形を凹凸レンズで見てデフォルメされた形に興味が沸いて、それをクロッキー帳に写しました。
・葉序やステンレス線のフレクシーや大学生のつくった凝集する形を見ました。
・グランツィオッティの「正三角形による構成」を虫眼鏡で見ました。
・虫眼鏡を持つと、占い師さんになり、手相を見てもらうことになりました。ん?
ダヴィンチの正二十面体の図はやっぱりすごいです。
・雪の結晶は全部六角形でした。
・日本の家紋の傘が三つの家紋「三つ開き唐傘」に感心しました。
・色彩は日本の伝統色「緑」をしました。明るい緑色が好みです。
・形をつなげて別の形にする理解の助けとして、『はらぺこ あおむし』を読みました。
・「あおむし」の形のつくり方は、丸をつなげていってますね。
・次回作る予定の恐竜を、三角、四角に分解してクロッキー帳に示すと、胴が四角だと、その上から沢山の線を入れて毛を描きいれました。
・雪男ならぬ、雪恐竜になりました。
・「あおむし」の塗り絵をしてもらいました。
・塗り始めて、大変熱心に、正確に塗り進めてくれました。
・目の周りの黄色や触角の黄緑のために三角の色鉛筆を使って、ナイフで鉛筆削りの練習をしました。
・「あおむし」に生えている毛は色分けして、沢山の毛生え「あおむし」ができました。けむしかな?
・「あおむし」が終わって「蝶」にはいりました。
・本物はコラージュのはずですが、絵本のすけてみえるところまで再現しようとしました。

❖今日の課題
・ピース作りに入りました。
・アコナ・ビコンビの応用です。円形の中に三角形のから、円形の中に正方形を入れることにしました。
・正三角形の一辺の長さと正方形の一辺の長さを同じにしました。
・のり代にしている円の一部の形に、多少ずれは生じます。
・画用紙にピースを描いて切っていこうとしましたが、細かい作業にのり気ではありません。
・急きょ変更、『三角形』の本にあるザレウスキというポーランドの建築家の七夕飾りのようなオブジェに挑戦しました。
・本には「三角形の紙の辺に沿って、細かいピッチの切り込みを内側に入れ、それを吊るすと立体のオブジェになります。
ザレウスキJosef Zalewski作。1953年。」と書いてあります。
・形はあの官邸マーク(桐家紋)の広葉樹の葉っぱ三枚のような形をして、頂天は下向き、三角形の外側が三つ括られて吊り下がっています。
・解説とイメージに沿って切り込んでいきました。切込みをつなげてしまったので、一本の線になりました。
・七夕飾りの提灯をつくって三つつなげました。
・要は三角形は提灯(や竹)を作る時のように、折り畳まなくてよかったのです。
・四角形のピースとくり抜いた小円で、コースターのような花模様をつくりました。
・四角のピースをいくつかつなげて、ペンギンに見立てました。

・来週作りためた三角形や四角形のピースをつなげていきますね!

❖today note
The basis and application, easy and difficult, simple and complex.
Where is the line of the making time(study, learn, work) between fun and pain?
The nice time and three years on the stone, it is 'Patient men win the day'.

❖reference
rainy day service!
傘の家紋「三つ開き唐傘」を調べていたら出てきたチリ紙工作のページ。量もさることながら奥が深いです!
ちりがみ工房
http://chirigami.sonnabakana.com/tukurikata-karakasaobake.html