子ども美術教室☆here☆

子ども/大人美術教室☆here☆主宰 since1998

平面絵画

授業_内容 話を聞く会 昔の遊びを聞いてつくってみよう!
◆内容 「いろはかるた」を作ろう、商店街で昔の遊びをインタビューをしよう!(2,3年生)
◆道具 筆記用具(各自)、スケッチブック(maruman)、クロッキー帳(各自)、台本用普通紙(あるもの)、色画用紙(あるもの)、半紙(100円ショップ)、水彩絵の具セット(各自)、スティックのり(あるもの)、ハサミ(各自)、カードの台紙になる厚紙(ボール紙)、水性マーカー(黒、細、中)、筆ペン(あかしや新毛筆)、デジカメ(パナソニック)、電子辞書(シャープ)、セロテープ(あるもの)
◆科学 絵の明暗

◇参考図書・URL
・『くもんの名画カード 海外編1』木村重信 監修・選・文 くもん出版 2002年初版第5刷発行
・『色彩資料 シリーズセット』日本色彩社
・PCCSトーン別色相環表 PCCS175色一覧表
・『いろはかるた』戸板康二 著 駸々堂 昭和53年12月3版 
・『うさこちゃんのかるた MIFFY'S KARUTA』Illustration Dick Bruna 世界文化社

◇分かったこと 気づき
・授業に入る前の準備体操はきっと楽しい方が良いでしょう!

❖基本学習
・課題「商店街で昔の遊びをインタビューをしよう!_昔の遊びを聞いてつくってみよう!」の流れを中心に基本授業をした。
・先週の動画の言葉の内容を台本に写してテープ起こしをする。
・「今は動画を撮っているね。大切なのは明るい暗いの光の調整で暗い中で写真をとっても何も映らない。
今日のカードの勉強は、今まで見てきた西洋のカード1を明るい暗いに分けて見ていくことにしました。じっと見ると内容が見えてしまうので、明るいか暗いかだけに分けて見ていきます。」と前ふりをして先に色彩をする。
色相環の画像ページを出す。
・手元の『色彩資料』を見る。「色の図は先生のころはもっと単純で輪っかのとかオストワルトの算盤のコマみたいなものしかありませんでした。今はもっと様々な形になっていて分かりやすいですね。画像で見ることもできます。」
・「明度というのは明るいから暗いまでの、明るさのことです。色なんだけど色に入らない無彩色では白から黒までの変化のことです。」
・次はカードの分類です。
・名画カード西洋編1を絵の画面の明るい暗いに分けて見ていきましょう。
・カードを「明るい暗いがはっきりしている」「どちらとも言えない」に分けていきました。
・明暗がはっきりしている絵画として、2レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」4ラファエッロの「小椅子の聖母」5ヤンファンエイクの「アルノルフィニ夫妻の像」6デューラーの「自画像」10ベラスケスの「女官たち」12レンブラント「夜警」13フェルメール「手紙を読む女」16シャルダン「食前の祈り」17ゴヤ「かごめかごめ」24ミレー「落穂拾い」31セザンヌ「サント=ヴィクトワール山」を選びました。
・自分なりの絵の見方の始まりですね!
・来月は形をやるので「運筆」「折紙」は「折紙」をしました。
・簡単な羽子板と鬼を作りました。鬼はつのを耳に代えて猫にしました。

・授業には直ぐに入れるときとそうでないときとありますね。寒い中教室に来てくれました。
・目の前にあった折紙の羽子板と鬼をみて興味を示してくれました。
・折り紙で羽子板を作ってテープで鬼を付けて、ちょっと強うそうな羽子板にしました。
・二つ作って、一緒にエアー羽子板をしました。
・「カチーン カチーン カチーン サー!」のような感じで勝負して、落としたほうに顔に墨をぬる真似をしました。さあもう一勝負!
・ネットの画面に「けんけんぱ」と「はごいた」の動画をだしてちょっと見ました。
・古風な山口小夜子風な感じの動画がありました。アニメタッチのものがいいのですが、すぐには見つかりません。
クロッキー帳に羽子板をやっている着物の女の子を書いて、顔、着物、手に羽子板で、上村松園の「母子」の髪飾りにを思い出しました。
ぼかしをとりいれて描いてみました。
・和服の女性の目の描き方を工夫しました。
・カードと色彩を始める。
・カードを明るいと暗いに分けてもらう。
クロッキー帳に線を引いてカードを置く場所をつくり、あかるい、くらいとかいて、その上に乗せていく。とうぜん中間もある。
・暗い絵は、1ボッティチェッリの「春」2レオナルドダヴィンチ「モナ・リザ」6デューラー「自画像」8アルチンボルト「野菜の鉢菜園の庭師」15ヴァトー「シテール島の巡礼」25クールベ「オルナンの埋葬」26マネ「ゾラの肖像」30ルドン「キュクロプス」。ルドンは説明文を読んだらそうなった。
セザンヌの「サント=ヴィクトワール山」は分かれました。

❖今日の課題
・課題のカルタに入りました。
・『うさこちゃんのかるた』というカードを見てもらいました。
・リズムの良い言葉が並んで、一見幼いですが言葉がしっかりとしていました。
・「ぬいぐるみ わたしの だいじな おともだち」「ねこの め きらり ひかってる」。
・続きのことば「いろはにほえどちりぬるを わがよ...」の「ぬ」と「を」と電子辞書で調べました。
・「ぬ」は『うさこちゃんのかるた』からヒントをもらいました。
・「を」は「お」にして「わ」「か」「よ」とつづきます。
・「わ」は百人一首の出だしから探そうということで、ネットで調べたら、「わ」から始まるページがありました。
・「わたの原八十島かけて こぎ出でぬと 人には告げよ あまのつり舟」絵にはしにくいです。
・気に入るポイントは、リズム、絵にしやすいこと、親しみがあることです。
・「おににかなぼう」などことわざと、標語のような感じのものになりました。
・「おににかなぼう」で画像検索しました。
・先週の「ちりもつもればやまとなる」から描きはじめました。
・山の絵をネットで探しました。
・六甲山をだしてみると雪山が出てきました。 
北斎の「赤富士」をだして、山の稜線を描きました。
・小さな画面だったけれど、今日は山の絵が良かったです!だいぶできてきましたね!!

・かるたつくりにはいります。
・『うさこちゃんのかるた』をみていく。
・字札(読み札)のリズムが五七五の流れになっているが、中にはそうでないのも混じっていて、ゆるいかんじで作りやすいですね!
・「いろはにほへど ちりぬるを わがよたれそ つねならむ...」「を」は「お」、ふたたび「は」、そして「わ」です。
・「お年玉 たくさんもらって うれしいな」
・「わにのそらなみだ」(見せかけの、いつわりの涙のたとえ)は初めてしりました。
・お年玉の絵はどうやってぽち袋を描くんだろうと思っていたら、水引だのが出てきました。なるほどね! 
・ネットで「水引 イラスト」で調べました。
・お手本が欲しいので、うまれて初めて水引の絵を描きました。
・「ワニ」も調べました。頼もしそうなワニが親指を立てていました。分担して描きました。

・終わらせてもう一つの課題、「昔遊びインタビュー」続きです。
・カメラと台本を持って動画を撮りに行きました。
・カメラマンをしてくれました。 
「よろしくおねがいします」
「こちらこそよろしくおねがいします」
「むかしのあそびは何をしていましたか」
「商店街で育ったので 商店街の子どもたちと夜みんなでチョークで絵を描いたり 電車ゴッコをしたり けんけんぱのえをかいて 一緒にあそんだりしていました」
「遊びの道具はなんですか」
「チョーク二本とか 石ころとか 自転車です」 
「遊ぶ場所はどこですか」
「商店街の中です だから 雨降りでも遊べました」
「ありがとうございました」
・すごい遊び場があったんですね!来週も作って聞いていきましょう!!

❖today note
Chiaroscuro is the composition of light.
Kinematos and cinema are successive photos.
Sustainable!

❖reference
明暗法を調べましたら江戸時代の小田野直武という人物に当たり司馬江漢が出てきました。
絵の輸入も実物から。そこにはなにがしかの感激があったのですね!
http://blog.q-q.jp/200708/article_25.html