子ども美術教室☆here☆

子ども/大人美術教室☆here☆主宰 since1998

平面絵画

授業_内容 クリスマス飾り
◆内容 キルトとアップリケでクリスマスの飾りを作ろう!(2,3年生)
◆道具 筆記用具(各自)、クロッキー帳、スケッチブック(maruman s120)、
裁縫道具(縫い針、刺繍針、待ち針、ミシン糸、刺繍糸、糸通し、裁ちばさみ、糸切狭(100円ショップとあるもの))、フェルト(白、ピンク、赤、他あるもので)、古布・端切れ・キャラクターの布(あるもの)、パネル(100円ショップ)、ギザギザのチャコローラー、チャコ(赤、青のあるもの)、チャコ用の刷毛キャップ、平仮名の消しゴムスタンプ(あるもの)、スタンプ台(あすもの)、名前シール(あるもの)、コンパス(あるもの)、型紙にする厚紙(折紙の台紙)、フェルトペン(あるもの)、工作用ボンド(ダイソー
◆科学 縫う順番、色合わせ、型紙、布とフェルト、作図 など

◇参考図書・URL
・『新・たのしいジュニア手芸3 飾る』矢島典子 編集 学習研究社 2001年2月
・『新・たのしいジュニア手芸5 新しい手芸』矢島典子 編集 学習研究社 2001年2月
・『ヨーロッパの伝統色 色の小辞典』福田邦夫 著 読売新聞社 1997年8月第5刷

◇備考
・A4のパネルをフレームの印象で購入したが、裏側の留め金が金属を折りたたんだものになっていて、チャコローラーでL字に立てて開けた。
・パネルは使い道によってはもう少し取り外しし易いものがよい。
・シールにスタンプで名前をいれて、インクでステンシルをした。前回のプリントした年賀状をクリアケースに入れてキリッとさせるため。

◇分かったこと 気づき
・もう少し道具の収納をうまくしたいものだ。

❖基本学習
・カードはくもんの名画カード日本編の10から19までを見る。
・名前を繰り返し言ってもらった。長いものや覚えにくいものは簡略化してみた。
歌川国芳の「人をばかにした人だ」も略して覚えた。「三世大谷鬼次の奴江戸兵衛」も略した。
・参考図書のパッチワークやキルトをみる。
・作り方としては、下地、中綿の代わりにフェルト、表地、その上にアップリケ乗せて縫っていく、とプロセスを伝える。
・色彩は重ねの色目「萩経青」を三原色と白で作る。
・ネットでも萩を見てみると確かに紫(青と蘇芳)と緑(青)の色合いだった。
・色を丁寧に混ぜて微妙な色合いをつくる。

・文字スタンプで名前を探してもらって、ハートや星の型を使ってステンシル風な名前シールを作ってもらう。
・平仮名スタンプは全部の文字が揃っているので、すきな文を作った。
・カードは日本の名画カードの名前や絵を繰り返しみていく。
・「ビードロ娘(歌麿)と鬼次(写楽)を持ってきたよ」というと、北斎の「神奈川沖浪裏」を並べて、情景としては確かに若々しい感じがした。
・色彩は『ヨーロッパの伝統色』の「white grey black」を見ていく。
・本の白紙の上の白は見えるか見えないか。数字としては色がついているが、紙は焼けたりするからね。
・グレイも日本の鼠や灰色とは違って、かなり色相の違いが目立つ感じ。
・グレイのグラデーションというよりは各色相に濁りが入った順番か。
・グース・グレイはガチョウやアヒルの糞の色。1693年から用いられているとある。
・水玉のスカーフでしばらく遊んだ。巻いたり、髪にしたり、手品にしたり、様々な使い方があるんだね!

❖今日の課題
・今回は「キルトとアップリケのクリスマス飾り」デザイン画とフェルトで縫物の練習。
・パネルのなかの用紙を使って、下地とフェルトをチャコで印をつけてA4に切っていく。
・ネットで「クリスマス飾り フェルト」で調べて、デザインの参考にする。豪華な画像が出てきた。
・縫物は久しぶりなので、丸や三角や四角をフェルトを切り抜いて縫い合わせ、マスコットなどを作って練習する。
・型紙を作る。コンパスを使って円と三角形を描いてくれた。
・まず横線をひいて定規で直線に直し、直線上に2点の印をつけて、それぞれの点からコンパスで円を描いて交点から直線上の2点に線を伸ばした。
・四角形は厚紙の直角を利用して、三角定規で平行線をかいてつくった。
・ネコを丸、三角、四角をつかってつくることにした。
・ピンクの濃淡を選んで耳を作る。
・糸を針に通す、二重にしてコマ結び、玉結びの練習を何回かする。待ち針の使い方、とめの結びの練習。
・円形をつかって目を作ろうとしたが大きすぎた。
・白のフェルトを小さく切って、フェルトペンで目を描き入れて、ピンクの子ネコの出来上がり!

・次ネットでクリスマス飾りをみる。きれいな飾りが一杯出てきて、気に入ったデザインをクリックして見ていく。
・平面的なものよりもマスコット風、縫いぐるみ風な、立体的なものがいいらしい。
・パネルサイズに下地とフェルトを切っていく。
・フェルトにペンシル型チャコで印をつけて定規で線を描いていく。
・キャップに消しゴムになる刷毛がついていたので、フェルトに書いて刷毛で払っている。
・しかし、フェルト向きではないとおもう。布のような織った素材向けだとおもうのだが。
・三角形、五角形の作図のページを見る。
・コンパスで円を描いて、中に小円をかいて、はみ出さずになかなか上手です。
・ネットで調べたフェルトの丸いウサギを出して、円形のウサギを作ることにした。
・まあるく切って耳は後からつけて、目を描きました。
・赤と白のフェルトを重ねて、クリスマス風な服を作った。
・針と糸は、刺繍針と刺繍糸を使って、ちょっと固いですが針をひぱってもらって、玉結びや止める練習をしました。
・最後は刺繍糸で上着の位置からマスコットをまとめて、大きな輪をつくって一週間くらいはもつようにしました。

❖today note
I read the memo of the last class. I forgot about a few it.
they like 3-dimensional or flat.

❖reference
「伝統色の選び方と色名の発生の年代について(抜粋)

 英語の色名を集大成した記念碑的な色名辞典『A DICTIONARY of COLOR』が、
メルツとポール(A.Maerz and M.Rea Paul)の二人によってまとめられ、
1930年のニューヨークとロンドンで出版されている。
この色名辞典の巻末索引には、3000語以上の英語の色名が記載されているが、
それぞれの色名が英語として記録された年代が付記されているので、
各色名の起源について、およその見当がつけられる。本書でも色名のあとに
()でかこってその年代を記した。しかし、この場合にも、その年代が
伝統色の起源を示すとはかぎらない。たとえば黄土をもちいた黄土色は、
すでに石器時代から使われていたことは明らかで、紀元前9世紀には
古代ギリシャの詩人ホメロスが、その名前を書き記しているが、
英語の色名オーカー(Ochre)が使われはじめたのは、
記録によれば14世紀になってからだという。
 この色名辞典に紹介されている英語の色名の75%程度は
実は19世紀以後に出現したものである。日本の奈良時代にあたる
8世紀以前に、英語の色名として登場していたのは、全体のわずか
0.2%に相当する数語にすぎない。平安時代は、日本では、色彩の黄金時代
といわれているが、ほぼ同時代の10〜11世紀に英語の色名も実に貧困だった。
約3000語の10%以上にあたる英語の色名が発生したのはシェークスピア
(William Shakespeare,1564-1616)が活躍した時代でもあった16世紀から
17世紀にかけてのことである。このような記録を見れば、
近代社会の成立以後に使われはじめた色名のほうをむしろ重視すべきではないかと考えたくなる。
いかにも西洋らしい色は、おそらく近代西洋文明の産物だったといえるにちがいない。」

『ヨーロッパの伝統色 色の小辞典』より