子ども美術教室☆here☆

子ども/大人美術教室☆here☆主宰 since1998

平面絵画

授業_内容 「絵画のなかの鳥、物語のなかの鳥」
◆内容 「イソップ童話のなかの鳥」_3回目(2,3年生)
◆道具 筆記用具、クロッキー帳、墨汁(100円ショップ)、半紙(100円ショップ)、新聞紙、
手製カンヴァス(段ボール+オシメなどの古布+ボンド、でんぷん糊)、張りカンヴァス(F4号)、
アクリル絵の具(リキテックスチタニウムホワイト、マースブラック、アクラレッド、
アリザリンクリムソンヒュー/パーマネント、カドミウムレッドミディアムヒュー、イエローミディアムアゾ、
プライマリーイエロー、カドミウムイエローディープヒュー、コバルトブルー、コバルトブルーヒュー、
ライトグリーン/パーマネント、フタロシアニンググリーン))、
丸筆、平筆(100円ショップなど、ナイロン)、ペインティングナイフ
◆科学 資料の組み合わせ、お話の続きを考える

◇参考図書・URL
・『イソップのおはなし』小出正吾 ぶん 三好碩也 え のら書店 2010年11月初版発行
・『小学館の学習百科図鑑4_鳥類の図鑑』黒田長久、高野伸二 共編 小学館 昭和58年6月2版第20刷発行
・『国宝絵巻 鳥獣戯画』奥平英雄 解説 岩崎美術社 1982年6月第10刷
・イソップ(OPEN LIBRARY La Fontaine)
http://openlibrary.org/books/OL7172069M/Fables_de_La_Fontaine
・『THE TALE OF MR. JEREMY FISHER』BEATRIX POTTER

◇備考
・夏休みの課題がいくつか出ていて、紙の大きさは四つ切か八つ切り、参加賞付が人気か。

◇分かったこと 気づき
・絵の具の名前は複雑である。
・身近に動植物があって、それを見て描くのが一番だろうが、とりあえ参考になるものを見ていく。
・イラストや画像を参考にしつつ、実際に見るための練習にもなるのではないかと思う。

❖基本学習
・カードはイソップのアーカイブから古い挿絵シリーズを見てもらった。
・イラストをクリックするとページがめくれたり、アップできたりして、楽しい。
・主に親しみやすい動物を見ていったが、思わぬリアルさにひいてしまうこともある。
・手元のおはなし通りの挿絵はなかなか見つからないが、立派なクジャクがでてきた。
・色彩は、重ねの色目から夏の「百合」という赤と朽葉のオレンジの重ねをつくる。百合でも姫ゆりとの解説だ。
・運筆の練習は、墨で半紙に「クジャクとツル」の「ツル」を何枚か描く。
・いつの間にか「クジャク」と「ツル」の会話シリーズになっていった。
・「ぼくとべるもん」ツル、「ぼくきれいだもん」クジャク、「ぼくとべるもん さらにきれいだもん」新しいツルなど。

・カードは名画カードの日本編から、線的なもの墨絵風なものをみていった。
・土田麦僊の「罰」がやはり昔の学校の風景のようで、親しみやすい。
・色彩は『ヨーロッパの伝統色』パープルから三つ覚えてもらう。
・運筆の練習では、カエルや最近覚えた漢字の練習などをした。
・カエルも逆さにみると、確かに形としては犬のようにも見える。
・新しいへんやつくりを学んでいるようで、つられて漢字も新鮮に感じる。
・墨ではドロッピングやマーブリングに関心がある。またの機会にしましょうね。

❖今日の課題
・次回は木枠の張カンヴァスを使うので、その下塗り(背景色)から始める。
・段ボールの大きめのカンヴァスにツルを描いていく。
・パソコンのツルの画像、図鑑、本の挿絵を参考にして描いていった。
・羽を広げたところ、手製カンヴァスの白地と絵の具の白との使い分けが難しい。
・アウトラインをグレーで塗っていってグレー、白、黒がうまく整理できずにやめる。
・ツルの首、広がった翼、体、どこを中心に見せるのかを考えて描いていく。
・目を描き入れ、嘴の色でもめたが、確認したら確かに黄色であった。
・納得して筆をおいた。

・次回の絵のための下地を塗る。
・ペインティングナイフを使ってルビーのような色の絵の具を平らに塗ってもらった。
・丸いナイフはおもちゃのフライパンのように変わる。
・『イソップのおはなし』のなかからアオサギが出てくる話を探しておいた。
アオサギは「王さまをほしがったカエル」に出てきたので、カエルを描くことになった。
・資料はカエルの画像と『鳥獣戯画』のカエルと本の挿絵を参考にしてもらった。
・ハスの葉にのった一匹のカエルをかく。
・新しい緑の絵の具を上手に葉っぱとカエルに使った。
・カエルのイラストの丸い背中や、お腹、水かき、目、顔の赤い部分などをよく見て描いていた。
・黒で輪郭をとって、水を波ナミと描いて完成、イラストと挿絵を上手に組み合わせていた。
アオサギの幼鳥に負けない感じのカエルになりました。

❖today note
The story still continue after, it is like a wild road.