子ども美術教室☆here☆

子ども/大人美術教室☆here☆主宰 since1998

平面絵画

授業_内容 春の草花
◆内容 カンヴァスを張ってアクリルで植物を描こう_3回目(2,3年生)
◆道具 筆記用具、コンパス(あるもの)、小箱(各自)、ハサミ(各自)、木工ボンド(100円ショップ)、段ボール(各自、商店街の頂き物)、白い布(各自(古いオシメ、シーツなど))、ハサミ(各自)、裁ちばさみ(あるもの)、花(冷蔵庫の野菜室で保存したもの(バラ、カーネーション、カスミソウ、緑の葉))、アクリル絵の具(リキテックスチタニウムホワイト、マースブラック、アクラレッド、イエローミディアムアゾ、コバルトブルー、ライトエメラルドグリーン)、ホルベイン(バンブーグリーン、ルミナスバイオレット))、丸筆、平筆(100円ショップなど、ナイロン)、ペインティング・ナイフ(あるもの)、タオル(綿)、地球儀
◆科学 対象を大きく見る、混色など

◇参考図書・URL
・『ひとのかたち こどもとみるせかいのびじゅつ』アンドレア・デュエ社編 馬渕明子 訳 福音館書店 2000年3月第1刷
・『星空ガイド』沼澤茂美+脇屋奈々代 著 ナツメ社 1996年9月
・『ギリシャ神話』遠藤寛子 作 若菜等+Ki 絵 講談社青い鳥文庫 2005年12月第18刷発行
・『熊谷守一画文集 ひとりたのしむ』熊谷守一 著 求龍堂 1998年 

◇備考
・しばらくアクリル画と墨絵で、「ギリシャ神話」と「イソップ童話」をテーマにする。
・絵の具は前回共同で購入してもらったものと、100円ショップのもの、あるものの組合せ。
・今回のアクリル画の順序は、まず前回作った段ボールのカンヴァスに白で下地を作り、乾く間に次回のカンヴァスを作り、絵にとりかかるというもの。
・アクリル絵の具は乾いたらとれないので、スモッグやエプロンやアームカバーがあると良い。
・『熊谷守一』の文画集をみていった。

◇分かったこと 気づき

❖基本学習
・カードは先週の参考図書『ひとのかたち』のベラスケスの「マルガリータ王女」と、名画カードの「女官たち」をネットで調べた。
・「マルガリータ王女」の絵をネットで見ると、背景にボリュームのある膨らんだカーテンのようなものが出てきた。
・名画カードの日本編の梅原龍三郎の「薔薇図」を見て、花の絵を画像検索した。沢山の花の絵が出てきて参考になったのではないかと思う。
・くもんの名画カード海外編2の続きをみていった。カードを回転させて見るなど自由である。
・録音したムクドリの雛の鳴き声を聞いてもらう。
・音質が良くなかったが、3分余りの録音をしばらく聞いてもらった。
・色彩はかさねの色目「菖蒲」を折紙でつくって、画像で調べた。黄菖蒲というのがあった。
・アヤメ、カキツバタなどの区別はまた別の機会に。折紙の菖蒲も別の機会に。
金環日食は先週本を見たので、地球儀を出して、日本やカードに出てくる画家のだいたいの出身地などを示した。
・運筆ではヘラクレスの12の冒険の中のひとつ、ヒドラ退治の話を読んで、モローのヒュードラーを見てうみへび座を描いた。
・いくつかお話を読んだが聞いていない様子、時に落書きの中に真実がある。
・腕相撲、指相撲などをした。力いっぱい向かってくるのでこちらも真剣に応える。たまたま準備体操となった。

❖今日の課題
・最初に『ギリシャ神話』の初めの一部を読んだ。
・前回のカンヴァスに白で下地をぬる。ペインティング・ナイフでケーキのクリーム伸ばしの要領でペタペタぬった。
・段ボールと布とボンドで次回のカンヴァスを作る。
・半がわきのカンヴァスを取り出して、絵を描きはじめる。
・中心に赤いバラ、周りに赤や淡いピンクやオレンジの縁取りのある黄色のカーネーション。カスミソウと緑。スポンジに生けてある。
・絵の具は三原色と白、難しい色はあるものの中で選んでもらった。
梅原龍三郎や花と絵画のページが参考になったのか。
・形を大きくとらえて、一つの花に色の濃淡で輪郭をつけて、迷いがない。
・全体は花屋さんの配色に従った。
・別の画面を使って一緒に描いていく。
・注意点は、絵の具で筆がダマになって固まりやすいので、時々タオルでぬぐうこと、絵の具に水滴をおいて乾燥を遅らせることなど。
・水彩絵の具とは違うので、学校で生かせるかどうかは分からない。
・色混ぜ、混色が確実に伸びてきている。
・きちんと描かなくてはいけない、から絵の具のせいか、ちょっと対象を大きく見ることが出来てきたか。
・余った絵の具を好きに混ぜたり、色を混ぜていくと鼠色になったりと、不思議なものに興味がある。
・自分で描くというのは、不確実のなかでもまだ面倒な行為みたいで、それよりは何かを写したり、じっと不思議な動きをみたり、そっちのほうが、はやくて、面白くて、楽しいこともあるでしょう。