子ども美術教室☆here☆

子ども/大人美術教室☆here☆主宰 since1998

平面絵画

授業_内容 絵巻
◆内容 絵巻きをつくろう_3回目(1、2年生)
◆道具 筆記用具(各自)、書きためた墨の絵・紙染めの半紙、表紙用の半紙、折紙・シール折紙(100円ショップ)、型パンチ(あるもの)、ハサミ(各自)、みずのり・スティック糊・木工ボンド(100円ショップ)、糊用の皿、筆、ラップなどの芯(各自)、リボン(各自)、筆ペン(あるもの)、新聞紙
◆科学 イメージのつながり、絵巻の形

◇参考図書
・『くもん式百人一首カード 上巻 下巻』公文 公 平田善信 監修 くもん出版 1996年11月初版第7刷発行

◇備考
・絵巻の巻き方、紐の取り付け方がよく分からないので、掛軸のページなどを参考にした。

◇分かったこと 気づき
・描いてきた絵や図柄を並べたり、流れを作ったりと高度なことができるのではないかと思った。
・和歌に好みが現れていた。

❖基本学習
・絵のカードはお休みして、百人一首の中から春らしい五首を選んで、絵と歌を詠んだ。
・かさねの色目では、桜の切り絵をして、型パンチで桜の型を抜いて、桜の重ねをつくった。
・桜のつくり方は、テーブルナプキンの折り方の一つで折って、への字を書いて切る。
・星の作り方を応用したもの。星をつくって細く切り目を入れて流れ星にしていた。
・数枚つくって破れた紙の補修用にした。
・ヨーロッパの伝統色では、本の色を見て身の回りの色名を確認していた。

❖今日の課題
・最初に手製の絵巻の見本を広げて見せて、軸や紐の説明をして作業にかかる。
・まず広く机に広げて、どの絵をどのように並べるのか、選んでいく。
・一通り並べて、「四季の絵巻にする」と決定した。
・選んだ絵や柄は春から始まって、夏ふうな強い色合い、秋には黄色い紙染めを持ってきて紅葉のイメージ、淡い色合いを冬にもってきた。
・それぞれに虹、水玉をいれて、半端な大きさの長い障子紙は、適当な大きさに切って、墨のなかに入れて、色紙との配色を考えていた。
・その貼り絵によって、虹の下に桜や空が広がったような地平線が現れた。
・また、紙染め、墨をメリハリをつけて、中央に大胆な黒、赤をもってきてなど、絵巻としては開いていって楽しいと思う。
・糊付けを始める。表紙にあたる部分を2枚重ねにして強くし、紐を入れ込んだ。
・半紙を決めた順番に従ってどんどん貼り合わせていく。何枚も重ねて、糊、貼る、糊、貼る、の繰り返し。
・つながったものは作業しやすいように、紐側の方から大きく巻いて膝にのせておく。
・軸の部分は、海苔巻きや手巻き寿司の例えをして、丁寧に位置を気を付けて巻くように注意事項を伝える。
・白い半紙を一巻して、何度か真直ぐ巻けるように転がして、良いところの端で糊付けした。
・芯(軸)を半紙に一周させて再度糊付けし、逆回しして表面がでるような巻き方にした。 
・表紙が少し乾いてきたら、軸の方から絵を巻いていく。途中でだんだん縁がずれてくるので、戻してまた丁寧に巻いていく。
・表紙には先の五首から一首えらんで筆ペンで縦書きし、日付と署名をいれた。年号、数字の縦書きなどで悩む。
・紐の巻き方は、2回巻いて片リボンのような巻き方にした。上部の輪を引くと全体が締まる巻き方。
・「忍たま乱太郎」のオリジナル図柄秘伝書の出来上がり!