子ども美術教室☆here☆

子ども/大人美術教室☆here☆主宰 since1998

授業_形式 リサイクル_フイルムケースを使って(7、8才児)

◆内容 フイルムケースで「ホイッスルのようなふえ」、「糸をひくとまわるこま」、「ヒューンと音のでるこま」、「糸車」、「虹の魚」
◆道具 
・「ホイッスルのようなふえ」:フイルムケース、ストロー、ハサミ、油性マーカー、キリ、カッターナイフ、セロテープ
・「糸をひくとまわるこま」:フイルムケース、色画用紙、ステンレス定規、カッターナイフ、両面テープ、竹串、ストロー(太細2本)、凧糸
・「ヒューンと音のでるこま」:フイルムケース、竹串、油性マーカー、キリ、カッターナイフ、
・「糸車」:フイルムケース(ミシン糸のケースでも良い)、キリ、輪ゴム、割箸、ビーズ、サンドペーパー
・「虹の魚」:フイルムケース(蓋無し)、カラー油性マーカー、カラーセロファン、セロテープ、針金(アルミ自在ワイヤー)、紙粘土(重り用)
◆科学 風圧の加減で音を出す、糸を引くこととストローを抜くことの2つの動作、輪ゴムのねじれと戻ろうとする力
◇参考図書 URL
・『フイルムケースのメカ 身近にできる工作』江川多喜雄 木村研 著 星の環会 発行 平成8年6月
・フィルムケース
郡山ふれあい科学館スペースパーク_糸車
http://www.spacepark.city.koriyama.fukushima.jp/club/2003/hatsumei/04/
工作
http://www2.odn.ne.jp/maaru/kousakuM.htm
手作りおもちゃ図鑑
http://www.d-b.ne.jp/withme/toy1.htm
◇備考 
・フイルムケースは6、7年前にもらったもの。この地域ではフイルムケース自体が希少である。
・生徒さんたちがフイルムケースの蓋でよくコマを作って遊んでいたので、バリエーションを少し増やす授業をした。
・「糸をひくとまわるこま」の作り方:
1.フイルムケースの蓋とケースの底の中央にキリで穴をあける(ケース側にあける時には慎重に)。
2.色画用紙に15ミリ幅のラインを数本平行に引き、ステンレス定規をあててカッターナイフで切りとり、数本の色テープをつくる。
3.2をフイルムケースの底に合わせて両面テープで端をとめ、重りとなるように数本ぐるぐる巻き重ねていく。
4.ケースに蓋をして竹串で刺し、底の方の竹串の尖った方は短めに、蓋側は長めになるようにする。
5.ストローを2本重ねて、数センチの長さに切り、竹串の長い方に刺す。(ストローを持ってコマに巻き付けた糸を引いてコマを回すため、2本重ねて強化している)
6.凧糸を適当な長さ(50センチくらい)に切る。
・遊び方:出来たコマ(フイルムケースの蓋側の竹串)に凧糸を十数回巻き付けてストローをはめ、ストローのやや下の方を持って糸を引っ張ってコマを回し、回転に勢いがあるうちにストローを抜く。友だちと当てあうのは難しく、どちらが長く回るかを競う。
◇分かったこと 気づき
・「糸をひくとまわるこま」のコマを回してからストローを抜くという動作が、7才児には難しい。どうしても同時になる。8才児は理解してすぐに出来た。
・「糸車」では、割箸の扱い方を説明する。割箸を最初に2本に割いておき(子どもたちは口をつける方を持って折る)、1本となった割箸をどうやってフイルムケース幅の短いものと残りの長いものに折り分けるのか、尋ねる。スムースな折り方として、切る場所を決め線でしるしをつけ、カッターナイフでV字に4面カットしてから親指を合わせて両手で折る方法を話す。V字など意味不明そうな顔をしているのでやってみせる。
・「ホイッスルのようなふえ」はケースの穴にストローを当てる位置や角度、ストローを押さえてみたりして工夫すると、良い音がでる。