子ども美術教室☆here☆

子ども/大人美術教室☆here☆主宰 since1998

子ども/大人美術教室 ☆here☆(nowhere、尼崎市)

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子ども美術教室 毎週土曜日10:30~・15:00~、大人美術教室 水木曜日

授業_形式 手作り凧と凧あげ

◆内容 凧をつくってあげよう_3(5年生)

◆道具
・基本道具:筆記用具(鉛筆、消しゴム)、スケッチブック・クロッキー帳(マルマン)、水彩絵具セット(各自)、マーカー(COPIC sketch、ほか)、色鉛筆(あるもの)、定規(三角、30㎝、50㎝、75㎝、雲形、分度器)、スピログラフ/DesignRuler(あるもの)、サラサクリップ0.5(ゼブラ)、折紙(トーヨー、ダイソー)、両面テープ(あるもの)、50COLORS 50色色画用紙(オキナ株式会社)、デコトップス(ぼりゅうむわんプロダクツ)、LaQ(ヨシリツ株式会社)
・課題:障子紙(株式会社 大直)、竹ひご(1.8mmサイズのあるもの)

◆科学 理科、美術(面積、単位、絵の取り合わせ)

◇参考図書、URL

・『まるごと たこ凧カイト』土岐幹男 編著 いかだ社 2011年11月第1刷発行
・「大橋栄二の凧コレクション 凧大図鑑(上)」
http://park2.wakwak.com/~eohashi/

◇分かったこと 気づき

・インターネットの凧の絵柄を見て、組みあわせで何の絵かあてました。
・本体に使う障子紙の向きは省略しました。
・マンタの頭鰭のかたどりを「写してみよう」というと「無理」と即答。曲線グラフのように見えたか。
・考えてみよう、やってみようをしました。
   ①68㎝を1回でゴムマットの上で切る工夫をしてもらいました。
   ②定規の表記単位が違うものを使いました。0を1つとるとすぐに理解しました。
   ③竹ひごを「はさみで切れますか」

◇備考

・このブログは、生徒さんが学んだことを後で振り返ることが出来るために、記しています。
・このブログは、「興味はあるが参加できない方」にも届くように、記しています。
・このブログは、美術を通して個々人から普遍性を獲得できるように、記しています。

❖基本学習

5年生

・お迎えをしました。
・お休みがあったので、様子など雑談しました。
・すっかり元気になって、遊びたいのですが、寒い日でアトリエに直行しました。
・手洗いとうがいをします。
・やる気切り替えスイッチをつけます。
・今日やることの確認をします。
・遅れているので基本と課題が入り混じります。
 ① カード
 ② 色彩
 ③ 運筆
 ④ 課題の凧作り
・お休み中に作ってあげた凧の動画をみせます。
・「ほら ゾロリの凧だよ」
・「飛んでるね」
・「これは一番いいところだよ。川べりのこっちでテニスしてるでしょう。その脇で凧あげしたよ。走ってないでしょう。なんでかな」
・「?」
・「風がすごく強くて、もってきたビニール袋ともう一つの凧を片手で押さえて、もう一つの手で凧あげしたの」
・「次の動画は真っ黒でしょう。なんでかな。カメラはスイッチがはいってて、ウエストポーチの中をずっと撮影してたからだよ。真っ暗でペットボトルの水の音だけがちゃぽんちゃぽんと入ってるの」
・笑っています。
・「大人が一人で、ゾロリとビニール袋と凧持って走っていたよ。次はちゃんと作って一緒にあげよう」

・ネットの動画でデザインをみます。
・テキストの著者のページを開いて、凧の独特な絵の描き方を拝見。
・輪郭線(墨入れ)のあと、色塗り(色差し)をして、刷毛の扱いが水墨画トールペイントの技法に似て、片暈しになっています。
・江戸の凧の典型的な感じで勇ましくユーモラスです。
・「金太郎だね」
・「なんでわかるの」
・「鯉と金太郎はセットだよ」
・「じゃあこれは桃太郎だ」
・「たしかに鬼と男の子だからね」
・絵柄の組合せで連想していきます。

❖今日の課題

5年生

・つづいて本題の課題です。
・さっそく障子紙をだしてサイズを測り線をいれます。
・障子紙は 縦90㎝×横7m余り。
・紙の強さの向きは省略しました。
   凧のサイズは 68㎝×55㎝
   型紙を二つ折りして34㎝×55㎝
・テキストでは四角形を二つ折りして三角にして型を取っているが、障子紙の一辺に合わせたほうがいいのか。
・凧に必要な材料は
   ①本体
   ②たて骨
   ③よこ骨
   ④しっぽ
   ⑤障子紙テープ
   ⑥糸
・紙の向きもあるし、糊につかう障子紙テープがあるのでテキストの通りに型をとりました。
・①本体 用紙の切りだし
   ① 障子紙に印をつける
   ② 平行線で型紙下書きを完成させる
   ③ 切りだした紙を34㎝と55㎝の二つ折りにして、55㎝側の外側の底辺から30㎝のところに印をつける
   ④ 四角形の輪側の頂点から印に線を引く
   ⑤ もう一方の頂点にも線を引く
   ⑥ マンタの頭鰭にあたる上部に曲線グラフのような下絵を描く
・升目がはいっているので「写してみよう」というと「無理」と。
・テキストと違ってズレるので計算すると、テキストの8㎝×10㎝は、8㎝×10.88㎝の誤りでした。ミスプリか。(※参照1)

・考えてみよう、やってみよう。
   ①68㎝を1回でゴムマットの上で切るにはどうしたらいいか考えてもらった。
    マットを回転させたら1回でカットできると表情が明るくなりました。
   ②定規の表記が、10㎝と100mmのものがあって、「68㎝のところに印をお願いね」といったら難しくなった。
    定規の長さの不足とともに単位で混乱する。
    「0を1つとったらいいよ」というと「なるほど」と理解しました。
   ③細い竹ひごを「はさみで切れますか」と聞くので「切れないわ」と。
    イラストで説明し、竹ひごをV字にカットして手で折り、ヤスリで削りました。
・竹ひごは以下のものを全部用意しました。
    1.8mm×47㎝  1本
    1.8mm×52㎝  2本
    1.8mm×72㎝  1本
・ここで時間となりました。

・帰途は歩いて。
・「ここは夏はさえぎるものがなくて暑くなるよ」というと用水があるよ、と。
・先生は亀ではありません。

❖today note

We went directly to the our atelier.

Continuance of to make the kite of a Manta.
We drew a pattern for the kite with sliding paper door.
The kite's frame assembled some thin bamboos.

He asked me, "Can I cut the bamboo with scissors?"
I said him, "No, use this paper cutter."

We are stopping and going smoothly.

❖reference

※参照1

・テキスト・『まるごと たこ凧カイト』(土岐幹男 編著 いかだ社 2011年11月第1刷発行)の「マンタ」に限っては、頭鰭の図面表記に誤りはありませんでした。そのうえで気づいたことは以下です。
①「たて骨(左右)●竹ひご(1.8mm×52㎝)…」は、1.8mm×55.5㎝くらいあった方がおさまりが良い。
②「しっぽ」は単位が「はば3㎝×約2㎝」ではなく「はば3㎝×約2m」かと思われます。